韓国で人気者のパンダ、4月に中国に返還へ=韓国メディア「関係改善すれば戻ることはあるのか」

Record Korea    2024年1月30日(火) 17時0分

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韓国で生まれ人気者となっているパンダの「フーバオ」が4月に中国へ引き渡されることに関連し、韓国メディアのハンギョレは「中国との関係が改善すれば、戻ってくることもあるのか」とする記事を掲載した。

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韓国で生まれ人気者となっている雌のジャイアントパンダの「フーバオ」が4月に中国へ引き渡されることが決まった。中国メディアの環球時報によると、フーバオについて、韓国メディアのハンギョレは「中国との関係が改善すれば、戻ってくることもあるのか」とする記事を掲載した。

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記事は「外国で生まれたパンダが中国に返還されるたびに、その国では涙の送別会が開かれてきた」とした上で、「フーバオを韓国にとどまらせるよう要請する余地はないのか。残念ながら、昨今は韓中関係が良くないのでそのような特別な事情は存在しない。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、力による台湾海峡の現状変更に反対すると公言する中、中国はフーバオを韓国にとどまらせておくだろうか。両国の関係が良くなれば、フーバオが中国で子どもを産んだ後に戻ってくることも期待できる」とした。

記事は「パンダを中国に返さないとどうなるか」について、22年2月に米下院で「米国生まれのパンダは米国のもの」と定める法案が審議され、中国メディアが痛烈に批判したことに触れた。

フーバオ

その上で「韓国と中国は地理的、歴史的に影響し合っている。中国は過去20年間、韓国の経済成長に動力を提供してきた。中国にとっても韓国は重要で、韓国から半導体など重要な中間材を輸入している。両国の産業構造が変わるにつれ、そうした関係にも変化が生じている。中国企業は韓国企業を脅かすほど成長しているが、両国はまだお互いを必要としている。経済だけでなく安保においてもだ」とし、「尹錫悦政権は、昨今のように米中対決が先鋭な時期には韓国の利益をより保障してくれる米国側に立つべきとの論理を広げているが、韓国の存在価値を正しく認識していないように思われる。韓国は米国にとっても中国にとっても非常に重要で必要な国だ。どちらか一方の側につけば、韓国はもう一方から致命的な打撃を受けることになるだろう。バランスを取らなければならない。ともあれ、韓中関係が再び良くなってフーバオが戻ってくるか、または他のパンダが来ることを期待しよう」と結んだ。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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