誰が中国を恐れているのか―独メディア

Record China    2024年2月3日(土) 19時0分

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ドイツ日刊紙ベルリーナー・ツァイトゥングは28日、「誰が中国を恐れているのか」との記事を掲載した。写真は重慶。

ドイツ日刊紙ベルリーナー・ツァイトゥングは28日、「誰が中国を恐れているのか」との記事を掲載した。中国メディアの環球時報が31日付で紹介している。

ベルリーナー・ツァイトゥングの記事は、昨年末に中国がドイツなど6カ国の観光客のビザを免除すると発表したことに言及し、「人々はこの措置を喜び歓迎して良い。なぜなら多くの西洋人たちが自ら中国を訪れ、この国に対する自分の考え方を形成できるからだ。そしてこの国は、今後数十年の世界の経済、政治の発展を決めることになる」と論じた。

そして、「中国の2023年の経済成長率は5.2%だが、ドイツはマイナス0.3%だった。中国企業は日々、一流の技術を示し続けている。例えば、最高の携帯電話、世界市場に攻勢をかけつつある電気自動車(EV)、優れた太陽光発電技術や風力タービンなどだ」と述べた。

一方で、「ドイツ人が目にするのは事実報道ではなく、中国が風力タービンに放射性ネオジムを使用しているなどといった馬鹿げたものだ。実際に使用されている材料は放射能を持っていない。こうした例はドイツにおける対中報道の傾向を示している。中国人が何をしてもドイツの記者はあらを探して、まだ認識されていないであろう“危険”とやらを大々的に警告するのだ」と指摘した。

同記事は、こうした傾向について「かつての共産主義への恐怖は間違いなく作用しており、現在はさらに(恐怖が)増しているだろう。なぜなら現在の中国はこれほど現代的で、柔軟で、効率的で、活力に満ちており、何よりも成功しているのだから」とし、「中国の成功に対する反応についての最も合理的な説明は、『衰退しつつある国の台頭する国に対する恐怖』ということになるだろう」と論じた。

また、「これは世界的な権力関係にも当てはまることだ。西側諸国との“悲惨な”協力を何十年にもわたって行ってきたアジア、アフリカ、中米の国々が、中国のモデルに魅力があると気付けば、世界の秩序は本当に変わるだろう」と予想。「実際、中国と西側諸国との関係は転換点にある。豊富な戦略的原材料と聡明な人材を擁するこの国が西側を追い越すことを懸念する人々は哀れだ」とし、「今こそ中国が利益をもたらすのか、リスクをもたらすのかを判断する時だ」と主張した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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