2024年2月1日、中国メディア・新京報の微博アカウント「緊急呼叫」は、浙江省杭州市の屋外広場で雑技を披露していた女性が数メートルの高さから落下して死亡する事故が発生したと報じた。

同アカウントによると、杭州市浜江区にある開元広場で先日、女性1人がクレーンにつるされたフーブを使って雑技を行っていたところ、突然数メートル下の地面に落下した。女性は地面に体を強く打ち付けて死亡したといい、現地の行政関係者は1日に「遺体はすでに葬儀場に運ばれた」とコメントしている。

行政関係者の話では、イベントは商業施設の要請によって行われたものの、雑技を実施した団体は相応の資格を持っていなかった上、事前に屋外で雑技パフォーマンスを行う届け出もしていなかったとのこと。当局は安全上大きなリスクが存在していたと見て調査を進めており、法律、法規に違反する行為が発覚し次第、関係者を厳しく処罰するとしている。

この事故について、中国のネットユーザーは「まだ若いだろうに。あまりに残念だ」「上空でのパフォーマンスで命綱を付けたって、観客からは何の文句も出ないと思うが」「安全措置を講じてもパフォーマンスには何の影響もないのに」「上空の雑技はもう禁止してしまうべきだ」「この手の職業は、自分の身の安全を担保にしてお金を稼いでいるようなもの。とはいえ、安全を確保する措置はしっかり施さなければ」「命綱を着けるとか、地面に防護ネットやエアマットを敷いておくとか、どうしてできることをやらないのか」といった感想を残している。（翻訳・編集/川尻）