中国国産の大型民間ヘリAC313A 初の寒冷地試験飛行を完了

CRI online    2024年2月4日(日) 5時30分
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中国航空工業集団(AVIC)は1月31日、中国が自主開発した大型民間ヘリコプターAC313Aがこのほど黒竜江省大興安嶺地区の漠河で初の寒冷地試験飛行を完了したと発表しました。

中国航空工業集団(AVIC)は1月31日、中国が自主開発した大型民間ヘリコプターAC313Aがこのほど黒竜江省大興安嶺地区の漠河で初の寒冷地試験飛行を完了したと発表しました。AC313Aは漠河空港を離陸し、ホバリング性能やローター速度などいくつかの飛行試験課題を完了して順調に着陸し、初の寒冷地試験飛行を円満に終えました。

寒冷地試験飛行の気温に対する要求は厳しく、漠河は摂氏零下30度以下の低温・強風の天候であり、寒冷地試験飛行にとても良い条件を備えています。

AC313AはAC313を基礎として開発された重量13トンの大型多目的民間ヘリコプターで、新型エンジンに換装し、トランスミッションシステムの出力と寿命の信頼性が向上しました。また電気機械、アビオニクス、飛行制御、操縦などのシステムをアップグレードし、健康監視システム(HUMS)や回転翼の氷結防止・除去など搭載設備を増設し、機体の総合的な性能・寿命・メンテナンス性が大幅に向上しました。

同ヘリの最大外部懸架離陸重量は13.8トン、散水能力は5トンで、乗員28人を輸送することができます。

今回の寒冷地試験飛行終了後、新たにAC313Aを1機投入し、本格的な認証試験飛行を実施する予定で、年内にすべての試験飛行を完了して型式認証を取得し、民間機市場で運用するための基礎を築くとのことです。

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。



   

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