人民網日本語版 2024年2月5日(月) 14時30分
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中国では1980年代、日中は仕事をして、夜は夜学に通って、高校や大学の学位を取得するというのが多くの若者の間で人気となった。そして現在、再びそのスタイルが流行し始めている。
中国では1980年代、日中は仕事をして、夜は夜学に通って、高校や大学の学位を取得するというのが多くの若者の間で人気となった。そして現在、再びそのスタイルが流行し始めている。しかし流行しているのは学位取得を目的とした夜学ではなく、舞踊や声楽、無形文化遺産の制作、スポーツ・フィットネス、書道・フラワーアレンジメント、メイクアップ・ベーカリーなどを学ぶことができる「夜間スクール」。そしてこれらが若者の間でスタイリッシュなナイトライフとなっている。
スマホから離れ、先生や他のレッスン生と対面で交流しながら、趣味を楽しんだり、スキルアップを図ったりしてストレスを解消することができるというのが、「夜間スクール」が若者の間で人気となっている理由の一つだ。もう一つの主な人気の理由はコスパの良さで、500元(約1万円)出せば、「夜間スクール」では10~12レッスン受けることができる。これは1レッスン当たり50元(約1000円)以下の計算になる。
オンラインプラットフォームのデータによると、2023年下半期以来、「夜間スクール」の検索回数は前年同期で980%上昇と激増した。「夜間スクール」がブームとなり、各プラットフォームでレッスン生を募集しながら、各種教室とも連絡を取り、その橋渡し役となる起業者もたくさん登場している。そうすることで、多くの人が興味を持っている分野のレッスンがスタートできるようになっている。また、一部のトレーニング機関が「夜間スクール」へと舵を切っているほか、上海などの地域では「文化宮」や「芸術館」といった文化系事業機関が先頭に立って「夜間スクール」を開設し、公共文化サービス機関の資源がフル活用されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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