サッカーの世界的スター選手、リオネル・メッシが出場しなかった4日の香港での試合について、主催者側がチケット代金の半額返金を発表したことが中国SNSの微博（ウェイボー）で話題になった。

メッシが所属する米インテル・マイアミは4日、香港で香港選抜と試合を行ったが、出場する可能性が高いと伝えられていたメッシは最後まで試合に出なかった。これに怒ったファンからは返金を求める大合唱が起き、香港の行政長官も「失望」を表明。中国本土でもメッシに対する不満や怒りが広がった。

中国メディア・観察者網によると、主催者側は9日午後にチケット代金の半額返金を発表した。8日午後5時までに香港消費者委員会に寄せられた試合関連のクレームは1178件に上り、返金に関する詳細は3月中旬までに改めて発表されるという。

この対応に、微博には「たった半分だけ？」「全額返金、公開謝罪を求める」「全額でも足りない。たくさんの人が（観戦のために）飛行機代やホテル代を使ったんだ」という声や「だからどんな契約を結んだの？」「もしメッシに契約違反があるなら主催者は契約内容を公開すればいい。全容が分からないから可否の判断はしない」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/野谷）