「メッシ騒動」の余波続く、3月に予定されていた杭州市での試合が中止

Record China    2024年2月11日(日) 10時0分

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3月に杭州市で予定されていたアルゼンチンの男子サッカーチームが出場する試合が中止になった。写真は騒動の発端になってしまったリオネル・メッシ選手の肖像が描かれた帆を揚げた船。

杭州市体育局は9日、3月に同市で予定されていたサッカー・アルゼンチン代表が出場する試合を中止すると発表し、「だれもが知っている原因を考慮して」と説明した。アルゼンチン人の花形選手であるメッシ選手が最近になり、けがを理由に香港で行われた試合を欠場し、直後の東京・国立競技場で行われたヴィッセル神戸との試合には出場して積極的なプレーを見せたことから、中国ではメッシ選手に対する大きな反発が発生している状態だ。

メッシ選手は所属するインテル・マイアミの一員として4日に香港で行われた試合に出場する予定だったが欠場した。けがの影響とされ、試合の2日前にはチーム監督が「けがは軽い。出場する可能性が高い」と述べていたが、結局、ピッチに立つことはなかった。この時点で、試合会場の観客が大ブーイングをするなど、反感が高まっていた。

ファンが怒りをさらに爆発させることになったのは、メッシが7日に国立競技場で行われた試合に出場したことだった。後半15分からの30分だけの出場だったが「マジカルなプレー」を連発してその卓越した能力を見せつけた。中国では多くのサッカーファンが、香港では出場せずに直後の日本での試合で好プレーを連発したことに反発した。ネットでは「中国に2度と来るな」「われわれにそのような態度をとるなら、われわれも報復する」などと書き込みが相次ぎ、さらに、これまではメッシのファンだったと表明した上で、メッシのユニフォームを切り刻むネットユーザーも出現した。

香港で4日に行われた香港オールスターチームとインテル・マイアミの試合を主催したタトラー・アジアは9日になり、「同試合によりがっかりさせてしまったファンにお詫びいたします」と表明し、さらにチケット購入者には半額を返金すると告知した。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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