台湾人観光客およそ300人がホテルで足止め、その原因は…―ベトナム

Record ASEAN    2024年2月13日(火) 12時20分

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12日、香港メディア・香港01は、ベトナムを訪れた台湾のツアー客が現地旅行会社から追加料金を請求され、約300人が足止めを食らうトラブルが発生したと報じた。写真はベトナムのフーコック島。

2024年2月12日、香港メディア・香港01は、ベトナムを訪れた台湾のツアー客が現地旅行会社から追加料金を請求され、約300人が足止めを食らうトラブルが発生したと報じた。

記事によると、台湾の旅行会社「年代旅遊」が手配したベトナム・フーコック島への4泊5日のツアーに参加して春節(旧正月)の10日出発した観光客が、到着後に現地の旅行会社から「台湾の旅行会社からの入金が確認できなかった。1人当たり720ドル(約11万円)を追加で払わなければ旅程を続行できない」と通告され、300人近い旅行者が現地のホテルから出られなくなった。ツアーに参加した観光客は「ツアーを続けるために家族6人分(約66万円)支払わなければならなかった。同じツアー参加者35人のうち14人は自費で支払って旅を続けているが、21人は支払わずにホテルにいる」と語った。

また、ツアー参加者は春節期間中に台湾への帰国便に乗れない可能性もあるという。現地の旅行会社は「年代旅遊は出発前日に支払いを保証していたにもかかわらず、実際はツアー出発前に全額の10分の1以下しか支払わなかった。しかも1月より悪意を持って未払い金を蓄積している。ツアー参加者は台湾に戻って公的機関にクレームを出し、追加料金を回収してほしい」と主張した。

一方、「年代旅遊」側はトラブルがあった現地旅行会社とは初めての提携であり「双方は出発前にツアー代金を月単位で決済することに合意しており、2月分は26日に決済する予定だった」としたほか、「ツアー初日には宿泊客から冷凍魚まがいの料理を食べさせられたとのクレームがあり、現地旅行会社に伝えたところ逆ギレされた。『悪意をもって旅行者から金銭を徴収した相手』と連絡を取り続けているが、相手側は引き続き横暴な態度で旅行者を脅している」などと主張している。

記事は、台湾と現地の旅行会社による言い分は真っ向から対立しており、トラブルが泥沼化の様相を呈していると指摘。フーコック島のツアーを巡ってはかねてよりトラブルが頻発しており、「狭くて窮屈なツアーバスの中で2時間も待たされた」「五つ星のディナーが急きょ変更された」との不満が出ていたと説明した。

そして、台湾の交通部観光局が12日、この問題に積極的に対処し、旅行者がスムーズに台湾に戻れるよう調整を続けていくとし、「年代旅遊」が旅行業管理規則に違反していないかについても具体的な証拠を集め、積極的に調査する姿勢を示したと伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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