Record Korea 2024年2月26日(月) 9時0分
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2024年2月22日、韓国・SBSビズなどは「韓国人の生活満足度は改善されたものの、依然としてOECD(経済協力開発機構)加盟国の最下位圏にとどまっている」と伝えた。
統計庁が同日に発表した公表した23年版「国民の暮らしの質」報告書によると、22年の韓国人の暮らしの満足度は10点満点中6.5点で、前年より0.2点高かった。
暮らしの満足度は18年に6.1点を記録したが、コロナ禍の20年に6.0点と停滞。その後は21年が6.3点、22年が6.5点と、上昇へと転じている。22年の大卒者就業率は69.6%で前年より1.9ポイント上昇したほか、文化芸術・スポーツ観覧回数、人当たりの国内旅行日数などが改善した。ただ、所得水準別の満足度には格差があった。所得が100万ウォン未満の世帯の満足度は6.0点で、100万~200万ウォン未満世帯(6.4点)を下回る。所得600万ウォン以上の世帯では6.6点となっている。
また、他国と比べると韓国の満足度は依然として低かった。韓国の20~22年の満足度は5.95点で、OECD加盟38カ国中35位だった。韓国より低かったのはトルコ(4.6点)、コロンビア(5.6点)、ギリシャ(5.9点)の3カ国のみ。OECD平均は6.69点、日本は6.1点となっている。
さらに、年齢が高くなるほど満足度は下がると分析された。
統計庁の社会調査を基に、韓国開発研究院(KDI)国際政策大学院のクォン・ダウン博士が児童青少年(13~19歳)、青年(20~34歳)、中高年(35~64歳)、老年(65歳以上)に区分し、それぞれの内面的暮らし(主観的満足感)、暮らしの力量(教育、健康、余暇)、社会的暮らし(対人関係、家族関係)、物質的暮らし(所得、消費、労働環境)を分析した結果、全ての領域で児童青少年、青年、中高年、老年の順に満足度が下がっていく傾向を示したという。
「主観的満足感」で児童青少年は56.6%が満足を示したが、老年は29.9%にとどまった。「余暇活動」でも児童青少年は48.2%が満足しているが、老年は16.6%となっている。児童青少年は除外された「物質的暮らし」も、老年の満足度が最も低い数値を示した。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「満足度が上がっただと?」「なのに出生率は0.6か(笑)」「満足がなく妬みそねみがあふれる韓国」「金持ちばかりが優遇されるこの国に希望などあるのか?」「韓国だけじゃなくて世界中どこもそうじゃない?」「どの国だろうとお金がなければ、若くても生きづらい」「世界最高のネット環境、国民のIT機器活用も世界最高水準、というのも要因の一つだと思う。他人と自分を比べて自分は惨めだと思い込みやすい」「主観的満足度、つまり欲が多いからこういう結果になる」「暮らしの満足度って誰が作るんだろうな。幸せなんてマインドの問題で、自分の手でつかみ取るものじゃないか?」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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