Record China 2024年3月23日(土) 6時0分
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18日、環球時報は、日本の就職市場で「オヤカク」と呼ばれる現象が流行していると報じた。資料写真。
2024年3月18日、中国メディアの環球時報は、日本の就職市場で「オヤカク」と呼ばれる現象が流行していると報じた。
記事は、新たな就職活動シーズンが始まった日本で、就活中に「父母説明会」を開催する会社が増えており、東京にあるIT企業では内定者17人とその保護者26人が「父母説明会」に参加し、企業の担当者が自社の魅力を紹介するとともに「残業はあるが、休日はしっかり休め、家族との時間を確保することもできる」とアピールしていたと伝えた。
そして、「父母説明会」を開催する理由についてこの企業が、2年前に内定者が親の猛烈な反対によって入社直前に辞退し、他社に入社したことがあったと説明し、内定を受けた学生本人が会社との相性を心配すると同時に、両親もわが子の職場選びに大きく影響するようになっていることから、内定者とその保護者を対象とした説明会を開くようになったとしたことを紹介した。
また、企業側が内定者の両親の心を早々につかもうとする背景には、日本の就職市場がここ数年売り手市場になっていることがあると指摘。今や会社が正式な採用通知を出す前に両親に確認を取ることを意味する「オヤカク」という言葉さえ出現したとし、就職データサイトによると今年度就活に参加した学生の保護者の家54.2%が企業から事前確認を受けとったと回答しており、6年前の17.7%から大きく増加したことが明らかになっていると伝えた。
記事は、学生とその保護者の間では理想の就職先についての基準がいささか異なると紹介。調査によると、保護者の間では「本人の能力と専門性が発揮できる」「経営が安定している」といった点が特に重視され、60%以上が公務員や大手企業への就職に賛成し、スタートアップ企業への就職を支持しているのはわずか11%にとどまったのに対し、学生は安定性以上に企業文化や雰囲気を大切にする傾向があるとした。
そして、「両親が成人した子どもの代わりに決定を下すことはできないが、両親からの支持は3年以内の離職率低下に大きな効果を発揮している」と伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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