32分!長さ5100メートルの鋼材がハイエンドのケイ素鋼に変身―中国

人民網日本語版    2024年3月21日(木) 17時30分

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湖南浙湘新材料科技の作業場では輸送や溶接から原材料の油脂洗浄まで行うロボットが秩序正しく稼働していた。

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湖南浙湘新材料科技の作業場を訪れると、輸送や溶接などの「粗い作業」を担当するほか、原材料の油脂洗浄などの「細かい作業」も巧みに行うロボットが見られ、この敷地面積4ヘクタールの大型工場は秩序正しく稼働していた。中国新聞網が伝えた。

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同社の技術品質部の唐振成(タン・ジェンチョン)部長は「作業員は?」という質問に対して、「この全自動スマート化生産ラインは重要工程100%の自動化、100%・フルタイムのオンライン検査を実現した。正常な稼働状況下で、制御室には2人の作業員しかおらず、高度な自動化とスマート化を実現した」と説明した。

午前9時、作業が開始された。溶接、電解洗浄・脱脂、連続鋳造、焼鈍、コーティング、乾燥などの9工程を経て、湯気が立つケイ素鋼が32分後にゆっくりラインオフした。巻線機が製品を受け取り、結束と重量測定を行った。長さ5100メートルで重さ23トンの鋼材がハイエンドのケイ素鋼に変身した。


その間、ロボットは輸送や溶接などの「粗い作業」を担当し、また原材料の電解液や超音波による油脂洗浄などの「細かい作業」も巧みに行った。作業場では従来的な人の手による箱詰めとフォークリフトによる輸送が淘汰された。クレーンが生産されたばかりの製品をつかみ、材料ケースに入れると、下の電気制御搬送車が自動で輸送する。無人化生産がここでほぼ実現された。

唐氏は、「自動化24時間スマート作業場は、照明を落としても正常に稼働できる。生産効率と生産能力が大幅に向上した。スマート製造はすでに質向上および効果拡大の強力なツールになっている」と述べた。

作業場の「データブレーン」である制御室に入ると、管理プラットフォームのディスプレー画面にデータが点滅し、工場の生産状況や任務、品質、設備の監視などの状況がリアルタイムで表示されているのが見られた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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