中国外交部の林剣報道官は21日の定例記者会見で、米インド太平洋軍のジョン・アキリーノ司令官の発言についての記者の質問に答えて、「アジア太平洋地域は平和発展の重要地であり、地縁的政治の組み打ちをする試合場ではない。アジア太平洋で対決をあおり、分裂を作り出しているのは中国ではなく米国だ」と述べた上で、「台湾は中国の台湾であり、台湾問題は中国の内政であり、台湾問題の解決は中国人の自らの仕事であり、外部からのいかなる干渉も許さない。われわれの政策は明確だ。それは引き続き最大の誠意をもって平和統一への見通しを勝ち取ることだ。超えてはならない一線も明確だ。それは台湾が祖国から分断されることを絶対に許さないことだ」と強調しました。

林報道官は、「米国の一部の人は『中国脅威論』を誇張し、台湾海峡の緊張を高め、対抗をあおることを企てている。われわれはこれに断固反対する。台湾海峡の平和を守るためには、一つの中国の原則を旗色鮮明に堅持し、『台湾独立』に反対せねばならない。同時に、いかなる者も国家の主権と領土保全を守る中国人民の強い決意、確固たる意志、強大な能力を過小評価すべきでない」と述べました。（提供/CRI）