恐怖!ダイビング中に有料の写真撮影強要、拒否すると酸素マスクを外される―中国

Record China    2024年3月23日(土) 17時0分

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中国のリゾート地、海南省三亜市で観光客を相手に違法な商売を行っていたグループが摘発された。

中国のリゾート地、海南省三亜市で観光客を相手に違法な商売を行っていたグループが摘発された。北京青年報など、複数の中国メディアが伝えた。

報道によると、鄭(ジョン)さんは昨年11月、家族と共に三亜市を訪れた。鄭さんの夫や姉夫婦ら4人がスキューバダイビングの体験を行った。料金は1人300元(約6200円)で、有料オプションの水中写真撮影は姉だけが申し込んだ。

ところが、体験を終えて岸に上がった姉の夫が「水中で4人のスタッフが分かれて配置されていた。スタッフが俺の潜水マスクを取って(有料の)写真を撮るかと聞いてきた」と話した。他の家族も同じような質問をされ、いずれも恐怖のあまり応じてしまったという。

鄭さんらはその後、スキューバダイビングサービスを紹介したホテルにクレームを入れ、当事者のスタッフらは返金に応じたが、その条件として「口外しないこと」を求めてきたという。

また、同じ月に三亜市を旅行した呂(ルー)さんは「ダイビングで海に入るとインストラクターはすぐに私たちを海底まで連れて行った。水圧で耳鳴りがした。それから5分くらい後、海面に戻り、写真撮影をしないかと聞いてきた。私たちが断るとインストラクターは私のマスクを無理やりずらした。私は思いっきりむせてしまった。身の危険を感じて、撮影に同意した」と語った。

呂さんらは船に戻った後、560元(約1万2000円)を支払った。旅行気分を害したくなかったことと、証拠が手元になかったことからクレームを付けることはしなかったというが、三亜市の地元警察が関連事件の手掛かりを集めていたのを目にして、被害を訴え出ることを決めたという。

事態を受けて捜査を進めていた公安当局はこのほど、観光客に潜水写真の撮影を強要したなどとして7人からなるグループを摘発したことを明らかにした。

中国のネットユーザーからは「怖すぎる」「ひどい」「これはもはや殺人未遂じゃないか」「どんなバックグラウンドがあればこんなことできるんだ」「マフィアが顔を隠してやっている商売」「当局には近年、この付近で死亡事故が起きていないか、よく調べてもらいたい」「重罰を下してほしい」「国内の観光地はこんなネガティブなニュースばかりだな」といった声が寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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