マリニンは羽生結弦を超えられるのか―中国ネット

Record China    2024年3月26日(火) 15時0分

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フィギュアスケーターの羽生結弦さんとイリア・マリニンを比較したエンタメブロガーの文章が話題になっている。写真はイリア・マリニン。

フィギュアスケーターの羽生結弦さん(29)とイリア・マリニン(19)を比較したエンタメブロガーの文章が話題になっている。

同ブロガーは24日、中国のSNS・微博(ウェイボー)で「マリニンは羽生を超えて、次の(社会)現象級(の選手)になれるか」と題する文章を投稿した。

まず、ネイサン・チェン(米国)について「羽生に比べて難易度で劣り、スケーティングがスムーズとはいえなかった彼の存在感は低い。羽生のような整った顔もなく、演技における迫力も足りなかった。だからネイサン・チェンと羽生の対決は競技のレベルでしか実現しない運命にあり、それぞれの商業的価値はかけ離れている」と論じた。

続いてマリニンについて「ルックスは悪くないし、技の難易度も高く、話題も豊富」とする一方、「羽生と比べると今のところは(社会)現象級の商業的価値は有していない」と指摘。その理由について、「やはり顔面偏差値において羽生に及ばない」としたほか、「アレクセイ・ヤグディンといえば『仮面の男』、エフゲニー・プルシェンコといえば『ニジンスキーに捧ぐ』、羽生結弦といえば『SEIMEI』だが、彼にはまだそうした代表作がない」とも述べた。

さらに、4回転アクセルなどジャンプの能力の高さは認めつつ、「美しさ」には欠けるとも言及。「ステファン・ランビエールはジャンプの能力こそ高くはなかったものの、スピンは抜群で人々に深い印象を残した。マリニンにはその点がやや不足している」と主張した。

同ブロガーは「マリニンはまず、自分を見つける必要がある」としてオリジナリティーの重要性を説いたほか、「プルシェンコのようにいくつかの傑作をマスターしなければならない」とも指摘。「フィギュアスケートは一般的な競技スポーツではなく、エンターテインメント、アート、注目度という側面があり、マリニンはまだ長い道のりを歩まなければならない」と述べた。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「羽生を超えたと語るのは、グランドスラムを2回達成してからにしよう」「羽生がいなくなった後のフィギュアスケート大会の客席の埋まり具合を見れば一目瞭然」「羽生のフィギュアスケーターとしての商業的価値は誰とも比較できない。それは事実」「ルックスはスポーツの本分ではない。確かに羽生の長所であることに間違いないけど、彼がここまで多くの人を感動させ、長い間応援され続けるのはルックスだけが理由では絶対にない」といった声が上がった。

また、「羽生結弦が天井なのは、フィギュアスケートにその高さまでしかないから。天才が100点であなたが99点だったとして、これは一見1点しか違わないように見えるが満点が100点だから天才は100点しか取れない」との声や、「五輪を連覇し、国際スケート連盟(ISU)が唯一GOAT(Greatest Of All Time。史上最高)と認めるのが羽生結弦。現在のところ誰も彼を超えられない。彼に迫る実績と影響力を持つ者が現れた時に改めて議論すればいい」との声も。

このほか、「ネイサン・チェンは技術と芸術を完璧に融合させた素晴らしい選手だ」との意見や、「そもそもこの3人は比べられるものじゃない。マリニンはまだ五輪に出場したことがないのだから」との意見も寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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