人民網日本語版 2024年3月26日(火) 6時30分
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朝起きるのに目覚まし時計を掛けて、5分に1回、音が鳴るように設定する。こういう設定の仕方に対し、医師は「NG!」と忠告する。
体が十分な休息を取るにはどうしたらいいか。目覚ましをどう設定すればより合理的なのか。四川省成都市第四人民病院睡眠医学センターの于躍医師(主治医)が睡眠に関する知識をわかりやすく説明してくれた。
一般的に言って、自然に目覚めることが人間の睡眠習慣に最もふさわしく、体は十分な休息を取ることができる。目覚ましを何度も鳴るように設定すると、睡眠が遮断されたような感覚に陥る。于医師は、「例えば、食事をしている時に、5分ごとに箸を下に置くようなものだ。睡眠がたびたび遮断されると、心理的には日中の疲労感が倍増するように感じ、十分に休めていないという感覚につきまとわれる。怒りの感情が高まることもある」と説明した。
また肉体的には、目覚ましの「刺激」は人をびっくりさせるので、心拍数が上がり、そんな状態が長く続くと心臓の負担が増大して、心疾患を誘発することもある。
于医師は、「目覚ましを設定する時は個々人の体内時計と生活習慣を踏まえて設定すべき」とした上で、いくつかの科学的なアドバイスをしてくれた。
▽起床時間を決める:まず起床時間を決めてから、その時間に合わせて目覚ましの鳴る時間を設定する。成人に必要な睡眠時間を考えて、毎日7~9時間眠るようにするといい。
▽睡眠のサイクルを考える:人の睡眠は複数の90分間のサイクルで構成されている。できるだけ1つのサイクルが終わってから起きるのがよく、そうすれば目覚めが爽やかで活力も湧いてくる。
▽適切な目覚ましの音を選ぶ:徐々に音が大きくなっていく目覚まし時計を選び、耳への刺激が強い音は極力避ける。こうすれば眠りからゆっくり目覚めることができる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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