日本のみそからゴキブリとみられる虫の一部が発見された問題が、香港や台湾、中国でも伝えられている。

みそメーカーのマルコメ株式会社は26日、同社の「プラス糀 生みそ 糀美人 650 g」（賞味期限：2024年12月）でゴキブリのような虫の一部が混入していたと発表し、自主回収を始めた。回収の対象は同じ日に生産された「プラス糀 生みそ糀美人 650g」と「プラス糀 生みそ 糀美人 325g」で、計10万7726点に上るという。

同社によると、外部企業による生産ラインの点検では混入経路は明らかにならなかった。今のところ健康被害の報告はないという。

香港メディアの香港01は26日、NHKの報道を引用してこの件を伝え、「小林製薬の紅麹製品に問題が発生した後、マルコメも続いて食品の安全に問題が起きた会社となった」と報じた。

台湾でも大きく報じられている。台湾の衛生福利部食品薬物管理署は26日夜に回収対象商品が台湾にも輸入されていたことを発表し、業者に対して自主管理・通報を求め、ECサイトや現地購入など個別に入手した消費者に対しては食用を控えるよう呼び掛けた。

中国でも一部メディアが報じており、やはり小林製薬の紅麹問題に言及し「また日本」などと伝えている。（翻訳・編集/北田）

【製品自主回収のお詫びとお知らせ】

本日、「プラス糀 生みそ 糀美人」製品自主回収のお知らせを発表いたしました。
対象製品をお持ちのお客さまは下記リリースより詳細をご確認いただきますようお願い申し上げます。https://t.co/I72aLwULKO…

— マルコメ【公式】 (@marukome_family) March 26, 2024