Record China 2024年4月9日(火) 13時0分
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8日、羊城晩報は、中国製の「空飛ぶタクシー」が生産許可証を取得し、量産が可能な段階に入ったと報じた。
2024年4月8日、中国メディアの羊城晩報は、中国製の「空飛ぶタクシー」が生産許可証を取得し、量産が可能な段階に入ったと報じた。
記事は、広東省広州市の億航智能(イーハン)が、自律飛行型垂直離着陸機(eVTOL)のEH216-Sについて世界で初めて生産許可証を取得して量産化の段階に入ったことを発表したと紹介。これまでにすでに中国国内のほかアラブ首長国連邦など海外の顧客から数百機の注文が入っており、生産許可証取得によって中国産eVTOLが世界市場に輸出されることになると伝えた。
そして、eVTOLについて、垂直離着陸が可能なため滑走路を必要としない電動飛行機であり「空飛ぶタクシー」と呼ばれていると説明。今後大きな発展が期待される低空経済の中心的な存在の一つであるとした。また、数々の新興産業を生み出してきた広東・香港・マカオ大湾区が低空経済の発展においても積極的な姿勢を見せており、同社による「空飛ぶタクシー」の生産許可証取得は中国政府が掲げる「新たな質の生産力」を育む同湾区の実力の表れであると評した。
記事は、同省では今年に入って全国初の低空経済産業促進に特化した法規となる「深セン経済特区低空経済産業促進条例」が発表されたほか、世界初のeVTOLによる海を横断した都市間航路デモ飛行が深センと珠海の両市間で行われ、省の工業・情報化庁なども企業による飛行機の研究開発を奨励する行動計画を打ち出したと紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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