ピーター・チャン（陳可辛）監督の最新作「醤園弄」から17日、主演の女優チャン・ツィイー（章子怡）をはじめ、豪華キャスト31人の全貌が初公開された。

映画「醤園弄」は、「民国四大怪奇事件」の一つに数えられ、1945年に上海で実際に発生した、妻による夫の遺体損壊殺人事件を描く作品。これまでに主演のチャン・ツィイーをはじめ、レイ・ジャーイン（雷佳音）、チャオ・リーイン（趙麗穎）、ヤン・ミー（楊冪）の出演が明らかになっていた。

「醤園弄」とピーター・チャン監督のSNS・微博（ウェイボー）アカウントが17日、31人に上る豪華キャストの一覧を初公開。イー・ヤンチェンシー（易烊千璽）、リー・シエン（李現）、ユン・ファン（尹昉）、ツーシャー（此沙）、チャン・ズーフォン（張子楓）、チャン・シュエイン（張雪迎）らの名前が並んでいる。

なお「醤園弄」には映画・ドラマで主役級の人気スターが集まっていることで、クレジットの序列が早くから注目の話題に。特に、共に「85後（85～89年生まれ）」の代表的な女優であるチャオ・リーインとヤン・ミーについては、ファンの間で激しい舌戦が繰り広げられていた。今回のキャスト発表では映画での登場順に名前が記されており、予想されるトラブルを回避した形に。ピーター・チャン監督も「醤園弄の中では皆がそれぞれの人生の主役」とメッセージを添えている。

「醤園弄」では主演のチャン・ツィイーが夫殺しの犯人となった「詹周氏」を演じるほか、レイ・ジャーインが警察副局長、チャオ・リーインが作家、ヤン・ミーが新聞記者を演じる。11日には、5月に開催の第77回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティションへの出品が公式発表されている。（Mathilda）