CRI online 2024年4月19日(金) 20時50分
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水素を燃料とする2台の自動車がこのほど、北京から上海までの1500キロの長距離輸送テストを行いました。
中国石化(シノペック、中国最大規模の石油会社・石油化学工業会社)が19日に明らかにしたところによると、水素を燃料とする2台の自動車がこのほど、北京から上海までの1500キロの長距離輸送テストを行いました。中国での水素自動車による広範囲かつ長距離で地域をまたいだ輸送テストは、今回が初めてです。
今回の長距離輸送テストに使用された水素自動車は180キロワットの水素燃料電池システムを装備し、貨物として水素燃料電池冷却液、ディーゼル排ガス処理液などの環境保護のための科学技術製品を搭載しており、貨物積載後の重量は28トンに達しました。試験車両は北京市大興区を出発し、2日間をかけて六つの省・市を通り、最終的に上海に到着しました。
中国石化販売公司新エネルギー管理部の周金広副社長によると、コースは全長約1500キロで、途中7カ所の水素ステーションで水素充填試験を行いました。
中国では近年、水素ステーションネットワークの配置を加速しており、現在まで既に京津(北京・天津)、成渝(成都・重慶)、滬嘉甬(上海・嘉興・寧波)、済青(済南・青島)、漢宜(武漢・宜昌)などの多くの高速道路で水素ステーションをほぼ整備し終えています。
データによると、中国での水素自動車の生産販売台数は、2023年は生産台数が前年同期比55.3%増の5600台、販売台数が同じく72.0%増の5800台と、生産、販売のいずれも高い伸びを維持しています。(提供/CRI)
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