CRI online 2024年4月19日(金) 22時20分
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中国が自主開発した一体型海底坑口システムが海南省文昌市の海域で実施された海上応用試験で成功しました。
中国海洋石油集団が16日に発表したところによると、中国が自主開発した一体型海底坑口システム(掘削した油井の坑口に取り付けられる制御装置)が中国南部に位置する海南省文昌市の海域で実施された海上応用試験で成功しました。これは中国海上石油・ガスプラットフォームの坑口建設が大幅にスピードアップすることを示しています。
一体型海底坑口システムは地下の石油・ガス資源と地上掘削設備を結ぶ中核的な設備です。今回使用されたシステムは高さ3メートル、総重量6トンに達し、水中500メートル、摂氏120度の高温と圧力70メガパスカルの環境で作業が可能で、これは家庭用圧力鍋の圧力の1000倍に相当します。
過去のシステムは、まず海底に石油・ガス設備を設置する基礎を建設する必要があり、これはすなわち、家を建てる前に耐荷重のある「地盤」を築くことに相当します。その後、地盤に高温高圧に耐えられる石油・ガス生産通路を建設します。工事の難易度が高く、施工手順が複雑で長時間かかり、コストパフォーマンスがあまりよくありません。技術者は、新しい一体型構造の設計により、二つの異なるサイズと機能を持つ坑口と設備の統合を実現しました。
中国海洋石油集団湛江支社工程技術作業センターの担当者である黄熠氏は、「地盤と石油・ガス生産通路を同時に建設することで、通常方式より油井建設スピードを40%以上速め、一つの油井当たりの平均コストを約300万元(約6399万円)節約できる」と紹介しました。
この設備は中国の大部分の半潜水式石油・ガス掘削プラットフォームで使用できます。国内には現時点で15基の半潜水式掘削プラットフォームがあり、一体型海底坑口システムが普及すれば、毎年約6000万元(12億7977万円)の費用を節約することができ、海洋石油・ガスの探査と掘削コストを削減し、海洋深海油田とガス田の経済面の効果的な開発をさらに推進するために重要な意義があります。(提供/CRI)
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2024/4/19
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