日本は楽観的すぎ?飲食店の貼り紙が映し出す問題=中国ネット「若者は何を」「日本に行く気には…」

Record China    2024年5月4日(土) 12時0分

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東京の飲食店に掲げられた貼り紙が、中国のSNS上で話題になっている。資料写真。

東京の飲食店に掲げられた貼り紙が、中国のSNS上で話題になっている。

フェニックステレビ(鳳凰衛視)東京駐在記者の李●(リー・ミャオ、●は水3つ)氏はこのほど、中国のSNS・微博(ウェイボー)に1枚の写真をアップした。写真は飲食店の貼り紙を撮影したもので、そこには「人員不足で提供まで大変時間がかかる場合があるため、余裕をもって注文してほしい」「キャンセル・返金などは遠慮してほしい」旨が記されている。

李氏は「東京の中心部の飲食店でも深刻な人手不足が起きている。業種別では、ホテル・サービス業、建設業、運送業などで特に深刻。2023年に従業員の離職や人手不足で倒産した企業は過去最多の313社。日本商工会議所の今年1月の調査では6割の(中小)企業が人手不足と回答している」と説明した上で、「外国人材の獲得について日本は楽観的すぎる。ビザ発給要件を緩和しさえすれば大勢の外国人が日本に来ると思っているが、実際はそうとは限らない。動きが遅い」と苦言を呈した。

中国のネットユーザーからは「短期的には解消されない問題だろうね」「こういうのを見るたびに日本の若者は何をしているのかと思う」「サービス業は給料が低い上に激務だからな。日本の若者はより金が手に入る楽な仕事に向かいがち」「援助交際や詐欺とかね」「日本でこんなつらい末端の仕事を誰がやりたいと思うのか」「日本のサービスは受ける側にしたら気分が良いが、やる側にしたらストレスが大きすぎる。しかも給料も高くない。普通は受け入れられない」などの声が上がった。

また、「日本は給料が安すぎる」「日本人であっても外国人であっても、やっぱり給料が高くないと人は集まらない」「円が安すぎるから、わざわざ日本に稼ぎに行こうなんて気にはならない」「円安で日本の(人材獲得の)競争力がますます失われている」「失われた60年か」「中国も同じ道をたどる」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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