2024年4月29日、韓国・イーデイリーは「医療診療目的で韓国を訪れた外国人患者が昨年60万人を突破し、医療観光が本格的に始まった2009年以降最大となった」と伝えた。

記事によると、韓国・保健福祉部は同日、昨年に韓国を訪れた外国人患者数が60万6000人を記録し、22年（24万8000人）と比べて2．4倍に増加したと発表した。

国別では、日本と中国が外国人患者全体の49．5％（日本が31．0％、中国が18．5％）を占めた。後には米国（12．7％）、タイ（5．1％）、モンゴル（3．6％）が続いた。日本人患者（18万7711人）のうち整形外科・皮膚科の患者は15万7000人で、前年比922．2％増加した。診療科目別では、皮膚科、整形外科、内科統合、検診の順に多かったという。

同部関係者は「コロナ禍に急減した外国人患者の誘致に向けた『新韓国医療ブームのための外国人患者誘致活性化戦略』を発表し、推進してきた」とし、「27年までに年間70万人の外国人患者を誘致し、アジアの医療観光中心国へと跳躍する」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国の医療が最高だ。自信を持っていい」「韓国の美容は世界一」「かっこよく、かわいくなれば社会的にメリットがたくさんある。悲しい事実だけれど」などの声が寄せられている。

また「外国人には国民健康保険を適用するべきでない」「健康保険法を改正するべき。外国人患者が60万人を超えているのは、健康保険の経営悪化の主な原因の一つだ」「韓国ほどの医療水準なら、外国人に健康保険を適用しなくても受けるメリットがあるのでは？」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）