中国、AI開発ブームが貿易成長を後押し―英メディア

Record China    2024年5月13日(月) 7時0分

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参考消息によると、英フィナンシャル・タイムズは9日付記事で、中国について「人工知能(AI)開発に重要な機器の輸入が今年急増し、貿易成長の回復を後押ししていることが公式データで示された」と報じた。

中国メディアの参考消息によると、英フィナンシャル・タイムズは9日付記事で、中国について「人工知能(AI)開発に重要な機器の輸入が今年急増し、貿易成長の回復を後押ししていることが公式データで示された」と報じた。

記事はまず、中国の今年1~4月の自動データ処理装置(コンピューターとその部品を含む)の輸入が前年同期比50%急増したこと、コンピューターチップやその他のハイテク製品の輸入も前年同期比2桁の増加を記録したことを取り上げた。

そして「貿易額(ドル建て)は、AI機器の購入ブームを受け、3月の前年割れから4月には増加に転じた。これは、同国が貿易・産業政策を巡る地政学的な緊張の高まりと格闘している中でのことだ」と伝えた。

4月の貿易統計(ドル建て)によると、輸入は前年同月比8.4%増でアナリスト予想の5%弱を上回り、3月の1.9%減から反転した。輸出も同1.5%増でアナリストの予想と一致し、価格下落が生産者に打撃を与えた3月の7.5%減を覆した。

記事は、「輸入については、いくつかのカテゴリーに力強さが大きく集中した。AI競争における目標が主要なテーマだとわれわれは考えている」とするINGの中国担当チーフエコノミスト、リン・ソン氏のコメントを紹介し、「中国政府は、経済成長を促し、不動産投資の低迷や消費者信頼感の不足を帳消しにするため、製造業、特にハイテク産業の復活に力を入れている」と伝えた。

記事によると、中国は先ごろ、今年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率を前年同期比5.3%と発表した。政策当局者らは今年の成長率目標を5%前後に設定している。抜本的な景気刺激策の導入には至らなかったが、各業界での大規模な設備更新と消費者による家電製品などの買い替えを奨励する計画を発表した。AI分野では減税や補助金を活用して、成長を促進するための支援的な規制環境の構築を目指してきた。HSBCのアナリストらは、貿易のプラス成長への回帰は世界需要の「一部の萌芽」を部分的に反映している可能性があると述べた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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