上海市の昨年の出生率は「0.6」=中国ネット「韓国よりひどい」「子への責任は産まないこと」

Record China    2024年5月24日(金) 10時0分

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中国・上海市の2023年の合計特殊出生率が0.6だったことが当局のデータから判明した。資料写真。

中国・上海市の2023年の合計特殊出生率が0.6だったことが当局のデータから判明した。中国メディアの澎湃新聞が伝えた。

上海市衛生健康委員会がこのほど公式ウェブサイト上で発表した「2023年上海市人口監測統計資料主要データまとめ」で上記の数字が示された。人口を維持するためには2.07が必要と言われている。

中国のネットユーザーからは多数の反響があったが、最も多くの共感(いいね)を集めたのは「この世界は本当に子どもに体験させたいと思えるものか?よく考えるべきだ」というコメントだった。また、「韓国よりひどい」「上海はまさにソウル」など少子化が深刻な韓国と比較する声も上がった。

さらに、「恋愛、結婚、出産にかける時間とお金があるのか?」「結婚も出産もしないのが安全」「子どもへの責任を負うとはどういうことか。それは産まないことだ」といった意見が相次ぎ、一人っ子政策(産児制限)の時の「少生優生、幸福一生(少なく優れた子を産み一生幸福に)」というスローガンを、皮肉を込めて書き込むユーザーも複数見られた。

日本の合計特殊出生率は1.26(2022年)で東京は1.04。東京都豊島区(0.89)や大阪市浪速区(0.80)、京都市東山区(0.76)など1を切る自治体も少なくない。また、韓国は0.72(23年)とさらに深刻で、中でも首都ソウルは最も低い0.55となっている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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