習近平国家主席は28日午後、北京の人民大会堂で、中国を公式訪問中の赤道ギニア共和国のンゲマ大統領と会談しました。両国の元首は、中国と赤道ギニア共和国の関係を全面的な戦略パートナーシップに格上げすることを宣言しました。

習主席は、「中国と赤道ギニアは肝胆相照らす良き友人、良きパートナーであり、ハイレベルな政治的相互信頼は両国関係の最も鮮明な特徴だ」と指摘し、「新たな情勢の下で、中国と赤道ギニアの関係を強固なものとし、発展させることは両国と両国国民の根本的利益と共通の期待に合致する」と述べました。その上で、「アフリカ諸国との団結・協力を発展させることが中国の外交政策の重要な礎である。中国はアフリカと新たな中国・アフリカ協力フォーラムサミットを開催し、従来からの友好を一層発展させ、団結・協力を深め、未来に向けた発展・協力の大事業を共に協議し、中国・アフリカ運命共同体構築の新たな一章を開くことを願っている」と強調しました。

ンゲマ大統領は、「中国が派遣したアフリカ支援医療チーム、建設を支援した中国・赤道ギニア友好病院などの重要プロジェクトは、現地の人々に幸福をもたらし、アフリカ・中国友好の象徴となった」と述べました。さらに、「赤道ギニアは中国に門戸を開き、中国企業の赤道ギニアへの投資・協力を歓迎し、赤道ギニアの経済の多様化と工業化を後押しして、国の持続的で健全な発展の実現に力を貸してくれることを願っている。赤道ギニアは中国が地域のホットな問題の政治的解決を推進し、世界の平和と発展を促進するために積極的に努力していることを高く評価し、中国と中国・アフリカ協力フォーラム、BRICS諸国などの枠組みの下での協力を強化し、グローバル・ガバナンス体系をより公平で合理的な方向に発展させることを望んでいる」と表明しました。

会談後、両元首は投資、経済発展、デジタル経済、グリーン発展、グローバル発展イニシアティブの実行などの分野に関する複数の2国間協力文書の調印に立ち会いました。（提供/CRI）