Record China 2024年5月31日(金) 12時0分
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中国・上海市で、両親がわが子を他人に5万元(約108万円)で売り渡す事件があった。
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現地メディアによると、上海鉄道公安処・蘇州駅派出所の警察官が駅の待合所で不審な女性2人が幼児(男児)を連れているのを発見。調べたところ人身売買事件であることが判明し、関わった6人を拘束、男児を保護した。
男児の父親・楊(ヤン)容疑者の供述によると、恋人の許(シュー)容疑者との間に男児が生まれたものの「面倒を見られない」と思い、2人で相談した上でネットを通じてわが子の買い手を募集。最終的に義理の姉・井(ジン)容疑者の仲介で、劉(リウ)容疑者に5万元で売り渡したという。
中国のネットユーザーからは「今この時代にこんなことが」「もう2024年だというのに、子どもを買う人間がまだいるのか」「これがいわゆる“世界第2の経済体”」との声や、「子どもがかわいそう」「育てられないのなら、しっかりと(妊娠しないように)管理しないと」「避妊具も買えないのか?」「無責任すぎる」といった非難の声が上がった。
一方で、国民の出産意欲が低下する中で国が出産を奨励している背景を意識してか、「育てられないのなら産まないのが得策ということだね」「むやみに子どもを産まないことは一種の善行なのだと思えてきた」などのコメントに多くの共感が集まっている。
このほか、「産んでも育てられない人もいれば、育てたくても産めない人もいる」「難しい。産みの親の元にいた方がこの子にとっては不幸だったかもしれない」「国は養子制度を拡大すべきだと思う。(現在は)基準が厳しすぎるから危険を犯してでも売買するんだ」「結局、この子はどうなるのか。改めて養父母を探すのか?」などの意見も寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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