テスラのイーロン・マスクCEO、かつてばかにしたBYDによって窮地に立たされる―米メディア

Record China    2024年6月3日(月) 9時0分

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30日、環球時報は、米EV大手テスラのイーロン・マスクCEOが今、かつて自ら嘲笑した中国のEV大手BYDによって窮地に追い込まれていると米メディアが報じたことを伝えた。写真はBYD。

2024年5月30日、環球時報は、米電気自動車(EV)大手テスライーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が今、かつて自ら嘲笑した中国のEV大手BYD比亜迪)によって窮地に追い込まれていると米メディアが報じたことを伝えた。

記事は、CNNが「マスク氏がかつて嘲笑していた中国の自動車メーカーBYDは23年10〜12月期にEVを52万6000台余り販売し、初めてテスラ(約48万5000台)を抜いて世界最大のEVメーカーになった。今年1〜3月期の純EV市場シェアではテスラが21.5%でトップを保ったものの、BYDが16.6%で猛追した」と報じたことを紹介した。

また、BYDがこのほど再び大きなアクションを見せたとし、5月28日に最新のプラグイン・ハイブリッド技術を発表したことに言及。BYDが開発した技術で、ガソリン1リッター当たり34.5キロという燃費を達成し、航続距離も一般的なハイブリッド車の2倍に相当する2100キロを誇ると伝えた。

その上で、米国ではEVの販売が低迷しており、その理由の一つがEVをサポートするインフラが整っていないことだと指摘。J.D.パワーの調査によると、米国でEV購入を見合わせている消費者の52%が充電設備の不足を第一の理由に挙げていることが明らかになったと紹介した上で、EVとハイブリッド車両方の技術を持つBYDがハイブリッド技術を持たないテスラのシェアを蚕食し始めているのは、こういった理由があるからではないのかとCNNが評したことを伝えた。

記事は、BYDが台頭する以前の11年にマスク氏がBYDの新エネルギー車をばかにしていたと紹介。 マスク氏は「彼らの車を見たことがあるか」と笑いながら述べ、「BYDはライバル視していない。彼らが素晴らしい製品を持っているとは思わない。大した技術もない。BYDは中国市場で大きな問題を抱えているので、中国で生き残れるようにすることが彼らのやるべきことだと思う」といった主旨の発言をしていたと伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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