Record China 2024年6月4日(火) 6時30分
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中国のEV充電分野では多くのイノベーションが生まれている。
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日本の自動車業界に従事する日本の友人の要請に応じて、4月に友人の所属する会社の一行を連れて中国の電気自動車(EV)業界の最新動向を視察した。三つのテーマに分けて考察する。
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テーマ2:充電分野のイノベーション
従来のガソリン車に比べて、新エネ車の充電にはより多くの時間が必要で、充電が不便でないかどうかは消費者が新エネ車を購入する際の重要な要素となる。ここ数年、中国のEV充電分野では多くのイノベーションが生まれている。
EV用充電設備メーカー特来電新能源(TELD)の上海市南翔鎮のスーパー快速充電ステーションを視察した。当日は雨だったが、数台の乗用車や貨物車が充電していた。
充電ステーションの天井には太陽光パネルが設置されており、グリーン電力を最大限に提供している。
また、液冷超快速充電スタンドが設置され、急速充電の課題を解決した。
ここでは1日に貨物運転手200~300人が充電し、充電完了までに30~40分かかるが、待ち時間に食事する人が多いため、近くに飲食店が増えた。このことからも充電ステーション業界の景気が分かる。
蔚来汽車(NIO)などのメーカーがバッテリー交換ソリューションを提供し、5分以内に電力補給を完了することができる。
1.まずスマートフォンで予約し、ナビゲーションでバッテリー交換ステーションに行く。スマホと車内のスクリーンで待ち時間を確認できる。
バッテリー交換ステーションは思ったより広い。
2.指定された駐車スペースに車を止める。
3.自動駐車を開始。全過程において人的介入がない。
4.指定位置に自動停止した後、画面で操作し、自動バッテリー交換を開始。車の底部から行われ、人的介入はまったくない。
5.バッテリー交換完了後、ステーションを離れる。全過程は4分41秒。全体的に非常にシンプルでスムーズな流れだった。
このほか、最近では「モバイル充電ロボット」も話題になっている。通常は新エネ車を充電する際に「新エネ車が充電スタンドを探す」が、客のニーズに対応するため、「充電スタンドが新エネ車を探す」ソリューションが開発された。
「モバイル充電ロボット」の普及により、充電スタンドを設置しにくい場所でも充電可能となる。
次回は「モバイル充電ロボット」の応用例を考察する。(編集/CL)
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