農地で育つはずのレタスが、現代的なオフィスビルに出現？これはどういうことだろうか。人民網が伝えた。

2024雄安未来都市・シーン集積「雄安無人農場技術応用コンテスト」決勝戦が5月27日に始まった。中国の無人農場分野の先進的な技術、製品、設備などを網羅する中国各地の71の参加作品が競い合った。

レタス「選手」を率いる河北蘭特生物科技の製品マネージャーの石棟（シー・ドン）氏は、「当プロジェクトは密閉コンテナでレタスを栽培する。コンテナ1基で通常5000株以上のレタスを栽培でき、28日で成熟し食べられるようになる。通常の栽培期間より約10日間短縮され、通年の生産能力は外の同一面積の40倍以上」と述べた。

植物工場技術応用コンテストは、雄安未来都市・シーン集積第1陣となるコンテスト決勝戦の始まりで、エネルギー消費量が多く維持費が高いという植物工場のボトルネックに焦点を当て、構成が科学的で、土地使用を節約し、スマート・効率的、グリーン・安全で、力強いサポートを受ける現代施設農業の発展の新たな構造の構築を加速させる。

高速電気制御正確播種機、スマート温室環境制御システム、レーザー除草ロボット、「地上・空・宇宙」一体化スマート農業プラットフォームなど、多くの出場「選手」が異なる競争の場で大きく力を発揮した。

現地では農業のデジタル・スマートトランスフォーメーションが推進されているところだ。雄県現代施設農業科学技術モデルパークなどの24件のプロジェクトの建設が加速しており、無人農場と植物工場のモデルシーンの構築に注力している。農作物新品種、新技術、新設備が持続的に応用され、グリーンでエコロジーな農業の全産業チェーンのデジタルトランスフォーメーションに力強いサポートを提供し、イノベーション資源要素の雄安への集積を加速させている。（提供/人民網日本語版・編集/YF）