Record China 2024年6月4日(火) 17時0分
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東京都千代田区の靖国神社の石柱に中国人の男が落書きした問題をめぐり、中国のSNS上でも批判の声が上がっている。
先日、中国のSNSでサングラスをした男が同神社の石柱に向かって放尿するようなしぐさをした後、スプレーで「Toilet(トイレ)」と落書きする様子を撮影した動画が投稿された。本件については警視庁麴町署が器物損壊の疑いで捜査しているが、男はすでに中国に帰国したことが判明した。
男の名は董光明(ドン・グアンミン)といい「鉄頭(アイアンヘッド)」というハンドルネームで中国で活動していたいわゆるお騒がせインフルエンサーで、過去に買春体験をネットに投稿するなどして実名告発され、SNSアカウントを停止されたこともあるという。
今回の事件をめぐっては、中国のSNS上で「よくやった」「気分がいい」など称賛の声が上がる一方で、批判も目立っている。ある専門家は「愛国とは教養のある人が持つべき基本的な品性であり、心からの感情である。その言動の出発点と結果は一致していなければならず、それは国のイメージと利益を守ることだ」と述べ、「彼は復帰のために国民感情を利用したに過ぎない」と批判した。
微博(ウェイボー)で230万のフォロワーを持つブロガーは「個人的に、かつて封殺された鉄頭が国内で再起を図ろうとしていると見ているが、(それが実現する)希望は大きくないと思われる」と、260万のフォロワーを持つ科学技術系アカウントも「動画を見たが、なんと(中国で)封殺されていたインフルエンサー・鉄頭が。彼も必死だな」とつづり、冷めた見方をしている。
他のユーザーからは「ならず者の本質はやはりならず者」「明らかに中国人に恥をかかせているのに、これも愛国だと思っているのか?」「こうやって見るともう頭のおかしい人だな」「昨今の愛国主義は単なるばか騒ぎだ」「日本への恨みが自己への愛に勝ってしまう人間はいるものだ」「ただ単にインフルエンサーとして復活したかっただけだろう」「金のためだろ?」「愛国者と愛国ビジネスマンには雲泥の差がある」「愛国の旗印を掲げてトラフィックを得る。しかも、レッドラインを超えるような最低のことをする。これでは死んだ同胞たちへの冒涜(ぼうとく)だ」などの声が上がっている。(翻訳・編集/北田)
pic.twitter.com/1YXUK7l7w7— 中国動画 (@RC00547555) June 4, 2024
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