Record Korea 2024年6月4日(火) 16時0分
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3日、韓国メディアによると、韓国政府と韓国石油公社が、慶尚北道浦項市の沖合で発見された石油・天然ガス埋蔵推定地で試掘を開始する。これを受け、浦項市民からは期待と懸念の声が上がっている。資料写真。
2024年6月3日、韓国・ノーカットニュースによると、韓国政府と韓国石油公社が、慶尚北道浦項市の沖合で発見された最大140億バレルに達する石油・天然ガス埋蔵推定地で本格的に試掘を開始する。これを受け、浦項市民からは期待と懸念の声が上がっているという。
浦項市は同日、「迎日湾沖に最大140億バレルに達する石油・天然ガスが埋蔵されている可能性があるという大統領室の発表は、全国民と共に喜ぶべきものだ」「地下資源が開発されれば、迎日湾港、精油施設などで浦項市がもう一段階成長するきっかけになる」とし、「行政的支援だけでなく、支援施設の構築や人材確保など全ての支援を行っていく」と強調した。
しかし、浦項市は過去にマグニチュード(M)5.4の地震を経験しているため、市民からは地下空洞による地震被害を懸念する声が上がっている。浦項市民のイさん(45)は「地熱発電により浦項は大きな被害を受けた」とし、「埋蔵量は最大140億バレルだというが、また開発しても地震を招くだけではないかと心配している」と話したという。
試掘作業は今年末に始まり、来年前半にはある程度の結果が出るとみられている。韓国政府が推定する埋蔵量(140億バレル)は、韓国全体が最大29年使える天然ガスと、4年以上使用できる石油の量に相当するという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「大統領の言葉はどうも信じられない」「支持率を上げるための対国民詐欺劇だ」「本当に埋まっているとして、石油は節約して使ってもたった4年の量。それを掘るためにかかる費用を考えたら、買って使った方がずっといい」「また工事費としていくらくすねるつもりなのだろうか」「ただでさえ浦項の方は地盤が弱いのに、試掘作業で地層に異常が発生したら地震が心配」「最悪なのは、地震が起きて原発事故が発生したのに石油はなかった場合」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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