有名飲食店が鍋の中で掃除用モップをゴシゴシ=中国ネット「食の問題はいつまでたっても解決しない」

Record China    2024年6月6日(木) 23時0分

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5日、環球網は、山東省済南市の有名飲食店で「鍋の中でモップを洗っていた」とされる動画がネット上に拡散して物議を醸し、市場管理当局が営業停止を命じたと報じた。

2024年6月5日、中国メディアの環球網は、山東省済南市の有名飲食店で「鍋の中でモップを洗っていた」とされる動画がネット上に拡散して物議を醸し、市場管理当局が営業停止を命じたと報じた。

記事によると、中国のネット上で4日、山東省済南市の有名飲食店で食事をしていたところ、厨房でスタッフが油煙フィルター装置や壁を拭いたモップをそのまま鍋の中に入れてすすぎ洗いし、再び壁を拭き掃除していたとする動画が拡散、ネットユーザーからは「不衛生だ」との声が相次いで寄せられた。

5日に地元メディアが問題の店を取材した際、スタッフは「動画に映っている鍋はモップを洗う専用のもので、調理には使っていない。以前はたらいを使っていたが、使用直後で高温なコンロ付近の掃除に使う際にやけどの心配があったので、コック長が使い古した廃棄の鉄鍋を清掃用に用意した」と説明。一方で、調理用とは別に用意した鍋とは言え使用方法が確かに不適切だったと認識し、今後改める姿勢を示したという。

一方、現地の市場管理当局職員は「監視カメラの映像から、当日店がモップを洗っていた鍋は、その前に炒め料理を作っていたものだったことが分かった。店の関係者は廃棄の鉄鍋でモップを洗っていたと言っていたが、当日は使っていなかった。モップはコンロや壁の掃除にのみ使い、床掃除には使っていないと説明していたが、かまどの上でモップを洗うこと自体が問題」との認識を示した。市場監督管理当局はすでにこの店に営業停止命令を出しており、今後関連の法律法規に基づきさらなる処分が下るものとみられる。

この件について中国のネットユーザーは「外食するときには何かがあるかもしれないと心積もりして行かなければ」「これは従業員の教育の問題というよりも、人間としての素養の問題」「中国の食の問題はいつまでたっても解決しない」「まさに『厨房の中を見なければ幸せ』の典型例」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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