2024年6月6日、中国メディアの界面新聞は、湖北省で路線バスの乗客が運賃をめぐる口論で激高し、運転席のハンドルを奪って緊急停止させるトラブルが起きたと報じた。

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記事によると、湖北省咸寧市通城県で3日午前10時ごろ、路線バスに乗車していた高齢女性が運賃の問題で運転手と口論になり、女性が運転席付近にやって来てハンドルを奪った。運転手ともみ合う中でバスは右向きに進路が変わり、道路右側斜面の下にある池に落ちそうになったため運転手が緊急ブレーキを作動させた。結局、別の乗客が女性の分の運賃を払い、女性はそのままバスを降りていった。

同県公安当局は5日夜、ハンドルを奪った女性の行動は旅客輸送車両の正常な運行を妨げ、公共の安全に危害を及ぼすものだったとし、安全運転妨害容疑で立件し、同県内にいた女性の身柄を確保して刑事勾留中であることを発表した。運賃をめぐる口論が具体的にどのような内容だったかについては明らかになっていない。

このトラブルについて中国のネットユーザーは「公共の安全を脅かす人は厳しく罰するべきだ」「文句があったとしてもハンドルを奪ってはいけない。自分はおろか他人の命を無視する行為だ」「ハンドルを奪って一体何がしたかったのか」「これはテロ同然の行為」「動画を見ると他の乗客はずいぶんとのんびりしてるが、一緒に死にたかったのか？」「運転席の周りにはやっぱり仕切り板が必要」といった感想を残している。（翻訳・編集/川尻）

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— 中国動画 (@RC00547555) June 6, 2024