人民網日本語版 2024年6月7日(金) 18時40分
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今年の中国大学統一入学試験が始まった。
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今年の中国大学統一入学試験(通称「高考」)が7日に始まり、受験生1342万人が試験会場へと向かった。受験生が試験に集中できるようにするため、中国各地は「受験生優先モード」や「マナーモード」へと切り替えている。
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吉林省や黒竜江省、安徽省、江西省、広西チワン族自治区、貴州省、甘粛省の7省・区は今年、試験科目が「3+1+2」の新しい受験スタイルを初めて採用した。
各地が公表している実施案やその解説によると、「3+1+2」の「3」、必修科目である語文(国語)、数学、外国語の3科目を指し、試験内容は全国統一で中国教育部教育考試院が出題する。「1」は第一選択科目を指し、受験生は歴史と物理のいずれか「1科目」を選択する。「2」は第二選択科目を指し、思想政治、地理、化学、生物学の中から「2科目」を選択する。選択科目は各省が出題することになっている。
受験生が試験に集中できるようにするため、中国各地は「受験生優先モード」や「マナーモード」へと切り替えている。例えば、「高考」実施期間中、北京地下鉄は、地下鉄で試験会場へ向かう受験生とその保護者を対象に、「受験票」を提示すれば、優先的に乗車券を購入し、セキュリティーチェックを受け、改札口を通過できる「3優先ルート」を設けている。地下鉄の一部の駅には「受験生向けサービスカウンター」が設置され、受験生や保護者に必要なサービスが適時提供されている。
山西省太原市は「高考」実施期間中、試験会場の周囲500メートル以内は24時間、建築現場の作業や室内の内装工事、商業施設の宣伝放送、文化・娯楽施設のイベント、自動車のクラクションを鳴らすことなど、騒音が発生する行為を禁止すると明確に規定している。
四川省公安部の交通警察は「高考」実施期間中、省全域の公安交通管理当局に対して、24時間態勢の勤務制度を確実に実施し、緊急事態にいつでも対応できる準備を整えておくよう求めた。受験生が関係する交通事故が発生した場合は、速やかに出動し、素早く処理し、必要に応じて受験生を試験会場まで送り届ける車両の手配をサポートすることになっている。
毎年、「高考」期間中、必要な書類を忘れる受験生のほか、体調を崩したり、渋滞に巻き込まれたりして、遅刻する受験生が出てしまう。そのため、公安部は受験生や保護者に対し、必要な書類や文房具は事前に準備し、緊急事態が発生した場合にはすぐに通報して助けを求めるよう呼び掛けた。そして、交通警察は「グリーンチャンネル」を開設するなどして、全てのトラブルに対処するとしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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