中国のNEV、ブラジル市場で好調な売れ行き、販売店が続々オープン―中国メディア

Record China    2024年6月18日(火) 0時0分

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中国のNEVがブラジル市場で好調な売れ行きを見せている。サンパウロやリオデジャネイロなどの都市ではBYDや長城汽車などの販売店が続々とオープンしている。写真は長城汽車。

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中国の新エネルギー車(NEV)がブラジル市場で好調な売れ行きを見せている、と中国メディアが報じた。サンパウロやリオデジャネイロなどの都市ではBYDや長城汽車などの販売店が続々とオープン。大型ショッピングモールでは中国車の展示ブースが設置され、多くの人たちが試乗している。

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中国網が紹介したブラジル開発商工サービス省貿易事務所のデータによると、中国の今年1~4月の対ブラジル乗用車輸出額は372.4%増の7億6200万ドル(約1200億円)に上り、同期としては過去最大となった。ブラジル全国自動車製造業者協会のデータによると、ブラジルの2023年通年の中国からの乗用車輸入台数は約4万2000台に増加し、総額10億8600万ドルだった。

ブラジル中国企業家委員会の関係者は「中国のNEVは世界の自動車販売台数でリードを維持している」と指摘。「その製品は『中国製造』に限られず、『中国設計』も含まれる。中国製品の質が認められ、中国車が消費者から重視されている。特に中国のNEVはブラジルのエネルギーモデル転換の需要に合っている」と述べた。

別の記事で中国網は「中国のNEVはブラジル自動車産業の競争力を強化している」と強調した。

BYDのブラジル・バイーア州カマサリの大型生産総合施設が先ごろ正式に着工された。同施設は電動バスおよびトラックシャーシ生産工場、NEV完成車生産工場、リン酸鉄リチウムバッテリー材料加工工場の3工場で構成される。

25年の稼働後、この施設のNEV年間生産能力は約15万台に達する見込み。バイーア州のロドリゲス州知事は「施設は現地の発展を促進し、生産能力を高め、雇用機会を増やす。バイーア州の経済発展と環境保護を同時進行させる」と語った。

長城汽車はサンパウロ州で、世界スマート工場の基準に基づきイラセマポリス工場の高度化改修に着手。工場の正式な生産開始に向けた準備を急いでいる。同工場はブラジル初のNEV生産に特化した工場になり、長城汽車の世界第4の生産拠点としてラテンアメリカ全体にサービスを広げる。

長城汽車

ブラジル全国自動車製造業者協会のマルシオ・レイチ会長は「ブラジル自動車産業は中国メーカーの参入を楽観している」と言及。「これにより、ブラジルはより低価格でNEVの供給を拡大できる」と述べた。

ブラジル中国ビジネス文化発展協力協会のマリオ・エストレラ会長は「中国車メーカーの投資は主に工場建設、生産ライン現代化改修、新技術研究開発などに用いられる」と説明。「雇用機会を創出すると同時に部品メーカーの投資を呼び込み、現地の経済発展を刺激する。ブラジルと中国の企業間協力は専門知識の交流と業界のイノベーションに有利で、ブラジル自動車産業の競争力強化を支える」と期待を寄せた。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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