電話詐欺に気付いた家政婦が2億円守る―中国

CRI online    2024年6月16日(日) 8時0分

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浙江省杭州市でこのほど、雇い主が不審な電話を受けたことに気付いた家政婦が警察に通報し、送金を阻止して950万元のお金を守りました。

中国南東部の浙江省杭州市でこのほど、雇い主が不審な電話を受けたことに気付いた家政婦が警察に通報し、送金を阻止して950万元(約2億円)のお金を守りました。

雇い主の王さんは9日午前10時、自宅で「浙江省インターネット監督局」と表示された電話を受けると、北京で手続きした電話番号から大量の違法情報が発信されており、犯罪の疑いがあると言われました。電話先の相手は王さんの身元情報、住所、銀行口座を正確に伝え、当日午後1時までに杭州市インターネット監督局に来て調査に協力するよう求め、そうしなければすべての銀行カードが凍結されると警告しました。

王さんがその時間には間に合わないことを伝えると、相手は王さんの妻の張さんに北京市の「孫警察官」のWeChat(ウィーチャット)を追加するよう要求しました。そして、夫妻に他人がいない部屋に行き、WeChatの動画チャットによる聞き取りに応じるよう求め、さらにその間、他人からの邪魔が入らないようにと条件を加えました。

家政婦の李さんは王さんが見知らぬ人と通話しているのに気づき、不審に思いました。雇用主がだまされていると感じた李さんは、2人に促され部屋を出ると、すぐに外に出て、詐欺防止ポスターを見つけ、書かれていた番号に電話しました。李さんは警察官の指示に従い、家に戻り、雇用主にだまされていることを伝え、電話を切らせようとしました。しかし、王さん夫妻は電話相手を信じて疑わず、李さんを部屋から追い出そうとしましたが、李さんは「私をクビにしてもいいですが、とにかくまず電話を切ってください!」と大声で叫びました。

3人が口論していたところに警察官が駆け付け、王さん夫妻が詐欺師に送金するのを阻止しました。王さん夫妻の預金額は950万元余りに上り、家政婦の李さんの判断と制止がなければ、詐欺師にだまされるところでした。(提供/CRI

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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