中国商務部の何亜東報道官は13日、「5月の中国の物品貿易は一連の要因に支えられ、着実に上昇し、期待に沿うものだった」と紹介しました。何報道官によれば、業界としては、市場ニーズが安定している製品は3種類あるということです。

まず、家庭用電化製品です。これらの製品は周期的な低迷期を乗り越えて回復の勢いを見せています。統計では、第1四半期にはスマートフォンとノート型パソコンの全世界向け出荷量がそれぞれ10％、4％増加し、明らかな回復の勢いを示しています。最終製品のニーズが増えたことで、5月の集積回路関連製品の輸出額と輸入額はそれぞれ38．4％、22％の増となりました。

次は家庭用品です。海外の主要市場での在庫調整が一定の効果を上げ、家具、アパレル製品などの在庫補充が増えたこと、オリンピックなどのスポーツイベントによりテレビなどに対する需要が増えることで、5月の家電製品の輸出額は23．5％増加しました。

また、中国製自動車、船舶が完備した産業チェーンと技術的な優位性により、引き続き競争力が強まっていることで、5月はそれぞれ輸出額が20．3％、6．7％の増となりました。

何報道官は、「下半期の中国の貿易は依然として複雑な状況に直面している。国外の需要増の勢いが不安定である一方、主要市場における在庫補充の度合いと持続性についても様子見の状況だ。さらに、地政学的要因や貿易障壁、輸送運賃などの影響も多く、企業の受注や契約履行は依然として不確実性に直面している」と分析しました。（提供/CRI）