人民網日本語版 2024年6月19日(水) 16時30分
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中国のインバウンド客が増加するにつれて、外国語が話せるガイドが引っ張りだことなっている。写真は世界遺産の宏村。
中国のインバウンド客が増加するにつれて、外国語が話せるガイドが引っ張りだことなっており、一部の少数言語を話せるガイドの日給は1000元(約2万円)以上に達している。
安徽省でガイドをしている英語を話せる胡孔智(フー・コンジー)さんは午前10時に、アイルランドから来た6人家族をまず同省黟県の宏村に案内。「この村は800年以上の歴史を誇り、『徽派文化』を研究する上で『生きた化石』と言うことができる」と説明していた。
アイルランド人観光客は胡さんとの会話の中で、現在まで伝え続けられてきた建物の歴史や文化、中国の伝統的な建築流派の一つである徽派の独特な趣きが印象深かったとした。そして観光客のエブゲーニーさんは、「この村の建物はとても独特で美しく、見ていると気持ちが落ち着く」と話した。宏村を観光した後、6人は、断崖絶壁に奇岩が林立し、「天下の名勝」と称される黄山に登った。
胡さんによると、「2月末から現在まで休みなしで、ほぼずっと忙しい状態が続いている。1カ月に6~7団体を案内している」という。
間もなく訪中する外国人団体客のために旅行のスケジュールを立てているという上海のガイド・張俊(ジャン・ジュン)さんは、「有名な観光スポットを回るだけでは、外国人観光客に満足してもらうことはできなくなっている。外国人観光客は、街中のあちこちを巡って、都市をじっくりと観光し、地元の人々のライフスタイルを観察したいと思っている」と話す。
英語が話せるガイドの日給は400~600元(約8000~1万2000円)で、中国語しか話せないガイドより100~200元(約2000~4000円)高くなっている。また、ロシア語のような一部の少数言語を話せるガイドの日給に至っては1000元(約2万円)以上に達している。そのため、多くの旅行会社が外国語を話せるガイド募集を予定に組み込んでいる。
ある国際旅行会社の徐黎霞(シュー・リーシア)総経理は、「1-4月に約240団体を受け入れた。所属している英語を話せるガイドは約10人。でも、オンシーズンになると、10人では全く足りないので、15~20人くらいは確保しておきたい」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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