CRI online 2024年6月19日(水) 16時50分
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深セン市と中山市および広州市南沙区を結ぶ「深中通路」は16日、運営側に引き渡され、工事の検収も順調に通りました。
中国南部広東省にある深セン市と中山市および広州市南沙区を結ぶ「深中通路」は16日、運営側に引き渡され、工事の検収も順調に通りました。これは、7年間の準備期間の後、7年間の建設を経た海を跨ぐ世界レベルのクラスタープロジェクトが円満に建設任務を完了し、間もなく開通することを意味しています。珠江デルタ地域の「深セン市、東莞市、恵州市」と「珠海市、中山市、江門市」を結ぶ初めての道路として、深中通路が開通すると、中山市から深セン市までの通行時間がこれまでの2時間から30分に短縮されます。
深中通路は深セン空港のインターチェンジから始まり、西へ伶仃洋海域を越え、中山市の馬鞍島につながります。伶仃洋航路で30万トン級の通航能力を保証するため、深中通路では東がトンネル、西が橋という設計案が採用されました。深中通路は中交道路計画設計院(略称:公規院)により設計され、橋、島、トンネル、水中相互接続が一体化されたプロジェクトで、全長約24キロ、現時点で総合建設の難度が世界で最も高い海を跨ぐクラスタープロジェクトです。
これまでの7年間、公規院は単独で深中通路の全体設計を担当し、1666メートルに達する世界最大のメインスパンを持つ海上離岸つり橋―深中大橋を設計しました。この大橋では世界最高の橋面、最高通航クリアランス海中大橋(橋面の高さ91メートル)、世界最大の海上つり橋アンカー(単一アンカーコンクリート量は約34万4000立方メートル)、世界最高のつり橋耐風検査風速(最高振動検査風速83.7 m/s)、世界最大の鋼橋面の熱混合エポキシアスファルト舗装(面積は37万8800平方メートルに達する)などが施工されました。
また、公規院は長さ5035メートルの世界最大規模の鋼殻コンクリート複合構造沈埋トンネルである深中トンネル本体工事を設計しました。これは世界最長の双方向8車線海底パイプトンネル(長さ5035メートル、32のケーソン、一つの最終継ぎ目)、世界で最も幅が広い海底鋼殻であるコンクリートケーソントンネル(標準ケーソンの長さが165メートル、幅46メートルうち最大幅55.6メートル、高さ10.6メートル)、世界最大の単一体積鋼殻ケーソンコンクリート注入(単一ケーソンのコンクリート注入量は2万9000立方メートル、累計91万立方メートル)が施工されました。同時に、世界初の水中高速道路ハブ相互接続(空港インターチェンジ)を建設し、世界最大幅(3メートル)の繰り返し折り畳み可能なM字型止水テープをケーソンの最終継ぎ目で使用しました。(提供/CRI)
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