韓国プロサッカー1部リーグの水原FCに入団することが14日に発表された元韓国代表MFソン・ジュンホについて、中国スポーツメディアの直播吧は、中国で拘束され一度ゼロになった市場価値が、ドイツの移籍専門サイト「Transfermarkt」のデータベースが最近更新され100万ユーロ（約1億7000万円）になったと伝えた。

韓国・朝鮮日報などによると、ソンは中国1部リーグの山東泰山に所属していた昨年5月、チームの大規模な八百長に関連し収賄容疑で中国の公安当局に拘束された。約10カ月後の今年3月に釈放され、帰国していた。どのような手続きを経て釈放されたのかなどは詳しく分かっていないという。

ソンは2014年に韓国リーグでプロデビュー。20年にリーグ最優秀選手（MVP）に選ばれた。21年に山東泰山に移籍し、22年のワールドカップ（W杯）カタール大会に韓国代表として出場した。

直播吧によると、Transfermarktのデータベースで23年1月13日に350万ユーロだったソンの市場価値は、同年6月26日にゼロになっていた。

これについて、中国のサッカーファンからは「結局、賄賂を受け取ったの？」「中国当局は何も発表せず、ソンは釈放され帰国。世の中ってこういうもの？」「市場価値は泰山所属時がピーク。泰山は大損したね」「いい選手だっただけに残念」などのコメントが寄せられた。（翻訳・編集/柳川）