受験の後は何をする?「大学入試後経済」が火をつける消費市場―中国

人民網日本語版    2024年6月21日(金) 15時30分

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中国で「大学入試後経済」が静かに盛り上がり、さまざまな業界の消費市場に火をつけている。

2024年の中国大学統一入学試験(通称「高考」)が終わり、受験生らは長期休暇を楽しみ始めた。皆で集まっての食事、旅行、美容や美髪、自動車免許取得など、「大学入試後経済」は静かに盛り上がり、さまざまな業界の消費市場に火をつけている。

「運転免許の取得は、大学受験後の必須事項だと思う」。高校を卒業した謝さんは10日午前、広西チワン族自治区柳州市柳東新区の自動車教習所で、教官の指導の下、バックでの車庫入れや並列駐車の練習をしていた。謝さんは「この夏休みに運転免許を取得する予定」と話す。柳州市内の各教習所では、11日午後の時点で新たに380人以上の高校卒業生が運転免許試験の申し込みをしたという。

自動車の教習や免許取得のほか、スマホの買い替えも、親から卒業生へのご褒美の「標準装備」となっている。浙江省嘉興市桐郷にあるデジタル製品店では、販売員が新機種の性能や特徴を説明しながら、顧客のためにスマホのデータを新しいスマホに入れ替えていた。店長の柴曙明さんは「この時期、電子製品を買いに来るお客さんが目立って増えている。ほとんどが大学受験を終えてもうすぐ大学生になる人たちだ。購入するスマホの多くは、アップルや華為(ファーウェイ)などのブランドが中心で、売れ行きは非常に良い」と語った。

「受験前から、試験の結果に関係なく、受験が終わったら一家でドライブ旅行に行こうと家族と約束していた」。高校卒業生の沈暁慧さんは「今、家族と卒業旅行の準備をしている。広西壮族自治区の北海や広東省の湛江、深センなどの沿海都市をドライブ旅行する計画だ」と語った。多くの高校卒業生が、沈さんと同じように、旅行という形でリラックスすることを選んでいる。彼らは「旅行なしの卒業休暇は不完全」と考えており、旅行市場は高校卒業生旅行ブームを迎えている。

大学入試が終わると、美容、ヘアメイク、フィットネスなどの業界も来客のピークを迎え、「外見を美しくする」自分磨きが多くの高校卒業生の休暇の定番となっている。

また、スポーツジムでのトレーニングも、大学入試を終えた高校卒業生の間で人気となっている。「大学入試の準備期間にさまざまな栄養食品を摂取し、体重は高校2年の時より10キロ以上増えた」と話す高校卒業生の李詩詩さんは、大学入試が終わると、クラスメートと一緒に自宅から近いスポーツジムでヨガの月間パスを作った。李さんはヨガで体重を減らし、体を鍛えたいと考えている。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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