華人映画監督のジアリン・チャン氏、「Total Trust」でドイツドキュメンタリー映画賞を受賞

Record China    2024年6月24日(月) 12時30分

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華人映画監督のジアリン・チャン氏が、中国で人工知能(AI)が監視技術として活用されている状況を描いた作品「Total Trust」で、2024年ドイツドキュメンタリー映画賞を受賞した。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトによると、華人映画監督のジアリン・チャン氏が、中国で人工知能(AI)が監視技術として活用されている状況を描いた作品「Total Trust」で、2024年ドイツドキュメンタリー映画賞を受賞した。

授賞式が21日にシュツットガルトで開催され、チャン氏には、南西ドイツ放送(SWR)とバーデン・ビュルテンベルク州メディア映画協会(MFG)から2万ユーロ(約342万円)が贈られた。

1984年に中国に生まれ、米国在住のチャン氏は、2019年のドキュメンタリー「一人っ子の国(原題:One Child Nation)」などで知られる。

独蘭合作の「Total Trust」で、チャン監督はビッグデータとAIの驚異的な力を捉えている。公私生活におけるAIの使用と乱用、検閲と自己検閲を扱った非常に不安を与えると同時に感動的な作品で、毛沢東が創始したスターリン主義的国家が最先端の監視技術と完璧に結び付けられつつあることを印象的に記録している。

審査員は「このドキュメンタリーは中国を鏡として警鐘を鳴らしている。デジタル監視技術の幅広い使用は、民主的に運営されている国であっても、早くからすでに世界的な現象になっている」と強調した。

台湾メディアの聯合新聞網に5月21日付で掲載された記事は、「Total Trust」が台湾全土で同月17日に公開されたことに触れた上で、中国の監視カメラとAIを組み合わせた「天網(てんもう)」システムについて「1分で13億人を識別」「地球上最強」などと伝えた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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