中国生態環境部によりますと、中国は生態保護監督管理協同メカニズムの構築を模索し、地域の生態の質の全面的な保護を新たな段階へ推し進めています。

生態環境部は今年、重点流域と生態環境が敏感で脆弱な地域において、地域を跨ぐ生態保護監督管理協同協力メカニズムの実施を推進するよう地方を指導する方針です。具体的には、地域を跨ぐ河川の上流と下流、湖の左岸と右岸、山脈の北斜面と南斜面、砂塵の発生源エリアと伝送ルートなどについて、空地一体型の生態モニタリングシステムを構築し、生態状況の調査・評価と人為的活動のリモートセンシングモニタリングを展開し、生態のバックグラウンドが変化する状況を正確に把握し、生態破壊問題を速やかに発見・調査・処理します。

昨年12月、生態環境部の主導組織の下、陝西省、河南省、湖北省、重慶市、四川省、甘粛省、青海省の6省1市が共同で「秦嶺地区の地域を跨ぐ生態保護協同協力メカニズム」を構築し、現在はすでに秦嶺地域の生態状況の調査・評価を初歩的に完了し、秦嶺の生態の基本状況をほぼ把握しており、秦嶺地域の生態状況は全体的に安定した中で好転しているということです。（提供/CRI）