新海誠監督の「秒速5センチメートル」が台湾で7月5日に再上映!ファンから歓喜の声続々

Record China    2024年6月25日(火) 23時0分

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21日、台湾メディアのPARA DAILYが、新海誠監督のアニメ作品「秒速5センチメートル」が、台湾で7月5日に再上映されると報じた。写真は秒速5センチメートル。

2024年6月21日、台湾メディアのPARA DAILYが、新海誠監督のアニメ作品「秒速5センチメートル」が、台湾で7月5日に再上映されると報じた。

記事はまず、「台湾の映画配給会社・車庫娯楽(GaragePlay)がうれしいニュースを届けてくれた。日本の有名なアニメ監督である新海監督の名作『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、『言の葉の庭』などの映画が、期間限定で台湾の映画館に戻ってくる!。これらの作品の再上映は、多くのファンにとって非常に貴重で、見逃せないチャンスだ」とした。

続けて、「7月5日に再上映される『秒速5センチメートル』は、新海監督が07年に発表したアニメ映画。この映画は、繊細な映像、感動的な感情描写、そして誠実な語り口で、世界中で高い人気を獲得した。この作品は、三つの相互に関連する短編ストーリーで構成されており、それぞれ『桜花抄』、『コスモナウト』、『秒速5センチメートル』というタイトルが付けられている。各ストーリーは、主人公・遠野貴樹(とおのたかき)の成長と恋愛を中心に展開され、幼なじみの篠原明里(しのはらあかり)との深い感情、そして時間の経過とともに2人が次第に疎遠になる過程を描いている」と説明した。

記事は同作の第1章の「桜花抄」について、「小学生時代に両親の仕事の都合で離れ離れになった貴樹と明里の物語が描かれる。2人は異なる場所で生活し、手紙を通じて連絡を取り合っていた。物語は、貴樹が明里に会うために電車で旅をする様子や、雪が降る夜に再会する場面に焦点を当てており、繊細な感情描写とリアルな青春の思い出が多くの観客の心を打つ」と評した。

第2章の「コスモナウト」については、「貴樹の高校生活を背景に、貴樹と別の少女・澄田花苗(すみだかなえ)との関わりが描かれる。花苗は貴樹に片思いをするものの、貴樹の心には常に明里がいた。この章では花苗の視点を通して、片思いの切なさと無力感を表現し、さらに貴樹の明里への深い想いを描き出している」と紹介した。

第3章の「秒速5センチメートル」については、「映画のクライマックスで、成長した貴樹と明里のそれぞれの生活が描かれる。貴樹はプログラマーとして働いているが、明里への思いが常に彼を悩ませ、なかなか新しい生活を始められずにいた。一方、明里はすでに結婚し、平穏な生活を送っていた。物語の最後では、視点の異なる複数のカットを組み合わせて用いる『モンタージュ』という技法を使って、2人が一瞬だけ再会する場面が描き、この再会を通じて2人がそれぞれ新しい生活に向かう決心を表現している」と解説した。

そして、「新海監督は、独自の作画様式と繊細な感情描写で知られており、この作品もまた例外ではない。映画の各シーンはまるで美しい絵画のようで、特に桜の花びらが舞い落ちる場面は観客に強い印象を残している。新海監督はこの映画を通して、愛、成長、そして時間の流れというテーマを探求し、観客に深い思考と感動をもたらした。同作は単なる恋愛アニメではなく、青春と成長を描いた詩的な作品。また映画はもちろんのこと、主題歌『One More Time, One More Chance』も非常に魅力的だ」と言及した。

この再上映のニュースについて台湾のネットユーザーからは、「万歳」「絶対に見逃せない」「わあ!すぐに上映されるんだ!。すごく楽しみ!」「やっとだ、車庫娯楽(GaragePlay)は私のヒーローだ」「なんてこった、まさかまた大スクリーンでこの作品を見られるなんて…唯一無二の一番好きな新海監督の作品だよ」など歓喜のコメントが寄せられた。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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