設備製造業が勢いよく前進、発展支える「屋台骨」の役割果たす―中国メディア

人民網日本語版    2024年6月26日(水) 22時30分

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中国では今年に入ってから、国を代表する設備製品が次々にバージョンアップを果たし、設備製造業が勢いよく前進している。写真はアジア初の深水ジャケット「海基2号」。

2月28日、300メガワットFクラス大型ガスタービンの第1号サンプル機が組み立てを終えてラインオフ。3月26日、アジア初の深水ジャケット「海基2号」の設置が完了。6月10日、アジア初の円筒型浮体式生産貯蔵積出設備(EPSO)「海葵1号」の海上での設置が完了。6月12日、商用無人航空輸送システム「HH-100」の実証機が初飛行に成功。中国では今年に入ってから、国を代表する設備製品が次々にバージョンアップを果たし、設備製造業が勢いよく前進している。

設備製造業の規模が拡大

5月には、全国の一定規模以上の設備製造業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値が前年同期比で7.5%増加し、一定規模以上の工業企業全体の成長率を2.6ポイント引き上げ、成長率への寄与度は45.7%となり、「安定装置」の役割を力強く発揮した。うちコンピューター・通信機器・その他の電子デバイス製造業は同14.5%増、鉄道・船舶・航空・宇宙・その他の輸送機器製造業は同11.8%増で、共に2桁の伸びを達成した。

設備製造業の利益が増加

1-4月には、設備製造業の利益は同16.3%増加し、増加率は一定規模以上の工業企業全体の増加率を12ポイント上回り、工業企業全体の利益を4.7ポイント押し上げ、最大の貢献をした産業になり、一定規模以上の工業企業の利益の伸びを支える重要な役割を果たした。

設備製造業の実力が向上

アルジェリアでは、中国が初めてアフリカに輸出したトンネルボーリングマシンである土圧式並行型トンネルボーリングマシン「中鉄665号」が大活躍しており、首都アルジェを走るアルジェ地下鉄1号線の延伸プロジェクトの全線開通をサポートした。マレーシアでは、上海振華重工が現地企業と協力して無人搬送車(AGV)設備製造プロジェクトを進め、製品の現地生産を行うと同時に、中国産部品の「集団海外進出」ももたらした。技術レベルが向上し続ける中国製設備は、国際市場での競争力がますます高まった。

長年にわたる発展の結果、中国は多くの機械設備の保有量が世界一になった。大規模設備のバージョンアップが進むのに伴い、設備分野の潜在的な需要が現実の注文に転換する動きが加速し、マザーマシン、農業機械、電気機械、変圧器、産業用ロボットといった分野の企業により大きな発展の可能性がもたらされるだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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