Record China 2024年7月2日(火) 5時0分
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香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストにこのほど、「中国の親は子どもに役に立たない米国の学位を取得させるために何百万ドルも払うほど愚かではない」とするオピニオン記事が掲載された。
中国メディアの環球時報によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストにこのほど、「中国の親は子どもに役に立たない米国の学位を取得させるために何百万ドルも払うほど愚かではない」とするオピニオン記事が掲載された。
記事はまず、カート・キャンベル米国務副長官がこのほど、米シンクタンクの外交問題評議会で、「素粒子物理学ではなく、人文科学や社会科学を学ぶために米国に来る中国人学生が増えることを望んでいる」「今後、私たちが目にしなければならないのは、米国の大学でテクノロジーや他のさまざまな分野について学ぶインド人学生の数が大幅に増えることだ」と語ったことを取り上げた。
その上で、「インドが今日の中国と同じくらい強大で挑戦的になったらどうなるのか。その時、米国はどうするのか」とし、「キャンベル氏はまた、米国の税関や国土安全保障省の職員、FBIなどの情報機関や法執行機関が、中国人留学生や中国系研究者に嫌がらせをしていることを正当化しようとした」と伝えた。
記事によると、米国では、STEM(科学・技術・工学・数学)系の学位を取得しようとする国内の学生が長い間不足しており、その穴は主に中国やインドなどからの留学生によって埋められてきた。
記事は、キャンベル氏の発言について、「中国人留学生は、米国の大学で実際に就職できるスキルやキャリアの見通しがない役に立たない人文科学の学位を取得するために、中国にいる親が苦労して貯めた法外な金額を払わされるべきだと言えばよかったのだが、中国の親はそこまで愚かではない。もし彼らの子どもが米国でSTEMを学べないなら、自国で学べばいい。そして、米国のハイテクの機密を盗んだと疑われている中国の科学者やエンジニアら全員を送還してほしい。送還するのは1人の(中国出身の物理学者)銭学森ではなく1000人だ」とした。
記事は「キャンベル氏は大学で音楽を学んでいたとなにかで読んだことがある。同氏が(ジョージ・クルーニー主演の映画)『ピースメーカー』を見たかどうかは知らないが、本当のテロ首謀者は教養の高いピアノ教師・音楽教授だった」「覚えておいてほしいのは、最も危険で傷ついた心を持つのは、ハードサイエンスよりも芸術や人文科学を過度に学んだ人々であることが多いということだ。新たな冷戦、あるいは熱戦さえも始めようとしているキャンベル氏や新保守主義派を見るといい」とした。(翻訳・編集/柳川)
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