夏休みの旅行シーズンを間近に控え、中国の複数のオンライン旅行プラットフォームや旅行会社によれば、今夏の海外旅行者数は大幅に増加しています。

春秋旅行によると、夏休みの海外旅行予約者数は現時点で前年同期の2．5倍以上と、目に見えて増えています。

同程旅行によると、サッカーのUEFAユーロ2024ドイツ大会やパリ五輪などのイベントにけん引されて欧州旅行の人気が昨年より大幅に上昇しています。中でもフランスとドイツの伸びが著しく、6月前半時点で中国の主要都市からのパリ行きの7月の航空券の予約件数は前年同期比70％以上の増加で、パリ市内のホテルの予約件数は2.5倍近くに達しました。また、中南米への直行便の開通に伴い、ブラジル、メキシコ、ペルー、アルゼンチン、コロンビア、キューバなどの遠隔の目的地への夏期の旅行注文数が前年同期比で80%以上増加しました。

また、サプライチェーンの回復加速とビザの利便化、国外の金融機関の口座を利用した中国国内での支払いの利便化、宿泊の改善などの政策による恩恵の影響で、インバウンド観光も急成長しています。

携程旅行のリポートによると、夏休みのインバウンド旅行の受注は前年同期比の2倍に増え、フランス、イタリア、ドイツ、マレーシア、タイなどビザなしで中国に入国できる14カ国からの観光客の旅行受注数は前年同期の2．5倍に達しました。海外からの観光客にとって人気の都市は、上海、北京、広州、成都などとのことです。（提供/CRI）