救急車のドライバーが運転中にライブ配信、行政勾留処分―中国

Record China    2024年7月2日(火) 0時0分

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南方都市報はこのほど、広東省深セン市で救急車のドライバーが運転中にインターネットライブを行っていたことが物議を醸したと報じた。

2024年6月30日、南方都市報は広東省深セン市で救急車のドライバーが運転中にインターネットライブを行っていたことが物議を醸したと報じた。

記事は、中国のネット上で先日、同市で救急車のドライバーがライブ配信をしながら暴走する動画が拡散したと紹介。動画にはドライバーがライブ配信をしながら自動車を次々に追い抜き、禁止されているオレンジの線をまたいでの車線変更など交通違反をする様子も映っており、ドライバーは「追い越しは遊びのようなもの」「フォロワーが勇気を与えてくれる(から追い越しができる)」といった発言をしながら「ライブ運転」をしていたと伝えた。

また、ライブ配信のコメント欄には「すでに複数の交通違反をしている」との指摘や、アクセス稼ぎのライブ配信で、実際に運転しているのは救急車ではないとの疑問の声が寄せられており、視聴者のコメントに対してドライバーが「何事もないから遊んでいる。車内に病人はいない。病人がいたらこんなことができる訳ない」と語り、救急搬送中のライブ配信ではないことを説明する一幕もあったことを紹介した。

記事によると、同市公安局交通警察支隊偵査大隊が6月30日夜にこの件に関する通知を行い、速やかな捜査の結果、「38歳の男性ドライバーが市内の某高速道路を走行中、助手席にいたスタッフが携帯電話を使ってライブ配信をしていた。車内に搬送中の患者はいなかったが、ドライバーには走行中に複数の交通違反行為があった」ことが明らかになったと伝えた。ドライバーは正常に運転していた自動車に対するあおり運転や、走行秩序を乱すなどの違法行為によって交通警察当局から行政勾留処分を受けたという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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