中国のインバウンド市場が活況、「ChinaTravel」が世界的なホットワードに―中国メディア

人民網日本語版    2024年7月2日(火) 6時30分

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中国には最近、大勢の外国人観光客が押し寄せており、「ChinaTravel」が世界的なホットワードになっている。写真は上海。

中国には最近、大勢の外国人観光客が押し寄せており、「ChinaTravel」が世界的なホットワードになっている。訪中する外国人観光客が急増している背景には、訪中の便宜性が高まり、中国が査証(ビザ)免除措置の対象とする国が増え続けていることが挙げられる。

中国外交部領事司が6月25日に発表した情報によると、中国はビザ免除措置対象国に、ニュージーランド、オーストラリア、ポーランドを加えることを決定した。2024年7月1日から2025年12月31日までの1年半の間、これら3カ国の一般旅券(パスポート)所持者は、中国でのビジネス、旅行・観光、親戚や友人の訪問、トランジットにおいて、15日間を超えない場合、ビザなしで入国することができるようになる。

海外のプラットフォームのデータによると、このニュースが報道された後、ニュージーランド、オーストラリア、ポーランドでは中国関連のキーワードの検索回数が瞬く間に激増した。予約関連のデータによると、それら3カ国では夏の中国旅行の予約数が前年同期比で4割増となっている。

このように「ChinaTravel」が世界的なホットワードになっており、実際に中国に旅行に来た観光客が撮影した動画も海外のソーシャルメディアで人気を集めている。それらの動画を見ると、「街中が非常に静か」というのが、多くの外国人観光客の中国に対する第一印象となっていることが分かった。

南アフリカ人観光客は、「上海はとてもにぎやかで混雑している都市だと思っていたけど、実際に来てみたらとても静かだった。ほとんどの車が電気自動車で、バイクも電動式。全く音が出ていない」と話した。

また、スマホ決済や便利な公共交通機関、安全なども、外国人観光客の間でしばしば話題に上っている。 中国を旅行したというある米国人観光客は、「寺を観光していた時に、スマホと充電器をベンチに置き忘れたことを突然思い出した。その時すでに10分くらいはたっていたけど、忘れていた場所に戻ったら、ある女性が保管してくれていた。本当に親切」と話した。

中国旅游研究院が発表した報告によると、外国人観光客による中国の航空券や宿泊施設などの検索回数が目に見えて増えており、中国旅行のポテンシャルがこれまでになく高まっている。国際線の回復が続き、入国が一層円滑化されているのを背景に、今年の中国のインバウンド市場は上昇カーブを描き続けることになりそうだ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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