人民網日本語版 2024年7月2日(火) 7時30分
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チベット自治区は典型的な氷河フィールド調査・末端自動モニタリング設備の現場設置を実施している。
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チベット自治区生態環境科学研究院がこのほど明らかにしたところによると、同自治区は2024年典型的な氷河フィールド調査・末端自動モニタリング設備の現場設置を実施しているところだ。その調査結果は、高原の気候と氷河の変化、氷河の水資源の動態、氷河縮小エリアの生態環境の変化などの正確な評価に科学的根拠を提供する目的で、チベットの典型的な氷河のモニタリング・評価にデータの基礎を提供する。新華社が伝えた。
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今回のモニタリングはチベット自治区内の措嘉氷河、来古氷河、米堆氷河などの7本の典型的な氷河を選択。氷河の規模はいずれも20平方km以上で、標高3843~7010mの範囲内に分布している。そのタイプは主に、表面モレーンに覆われている氷河と表面モレーンに覆われていない氷河、海洋型と大陸型氷河が含まれる。調査団は西蔵自治区生態環境科学研究院、中国科学院、水利部成都山地災害・環境研究所の関係科学研究者で構成された。
中国科学院、水利部成都山地災害・環境研究所の研究員である劉巧(リウ・チアオ)氏は、「新たに設置された設備は5分ごとにデータを1回収集し、リアルタイムで記録する。これは長期的なデータ蓄積の過程だ。集められた現場モニタリングデータは、あらかじめ関連する保護措置と適応対策を講じることを目的に、氷河の変化プロセスと川下の水資源、生態、災害環境への影響のモニタリング、記録、評価に用いられる」と説明した。
チベット自治区生態環境科学研究院のエンジニア、鄭倩倩(ジョン・チエンチエン)氏は「今回の調査は主にリモートセンシング衛星モニタリング、サンプル採取、ドローン撮影・測量などの技術的手段を通じ、氷河とその水文プロセスや氷河生態系構造・機能などの研究目標を巡り、典型的な氷河の変化の特徴や水文プロセスなどの調査を行う。チベットの気候変動を背景とする氷河そのものの変化法則や氷河の変化が引き起こす水文・水資源・生態環境への効果評価を全体的に行う」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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